皇居外苑ニュース
2015年06月15日
シジュウカラも大忙し


北の丸公園では、いろいろな野鳥が子育てシーズンを迎えています。
モミジ林や花木園などの樹林地で「ツツピーツツピー」という鳴き声が聴こえて来ます。
静かに観察していると、シジュウカラが巣立ち直後の幼鳥に樹上で餌を与えている姿に出会いました。
シジュウカラは、年間を通じて大量の昆虫を食べることから森林性の有益鳥類とさせ、一説では、体重16gの鳥が1年に食べる虫の量は約85000匹にも及ぶとされています。
育ち盛りのヒナたちのおなかを満たすため、この時期の親鳥たちはエサ集めに大忙しです。
シジュウカラの雄雌は、おなかにある黒いネクタイのような模様の太さで見分けがつきます。
お散歩の途中で、シジュウカラの雄雌の見分け方をさりげなく子供たちに教えられたら、ちょっと自慢できるかもしれませんね。
(この写真は太く立派な模様なので雄)