皇居外苑ニュース
2015年01月26日
北の丸公園の自然


午前中は雲に覆われていた北の丸周辺ですが、午後になると太陽が顔をだし、穏やかな晴天となりました。
1月26日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
管理事務所近くの下の池をゆっくり遊弋(ゆうよく)するカルガモたち。時折水面に顔をいれて、小魚を探しているようでした。
休憩所前ではアカバナマンサクが開花していました。赤いマンサクは他にベニバナトキワマンサクがありますが、そちらは常緑。写真のアカバナマンサクは落葉するのが特徴です。
アカバナマンサクの隣ではソシンロウバイが咲いています。近くに寄って撮影していると、甘い良い香りが漂ってきました。
園内の至る所に植栽されているアオキ。葉が常緑で、いつも青々としている事からこの名になりました。写真は雌株。赤い実は春になるまでにツグミやヒヨドリに食べられてしまいます。
こちらはアオキの雄株。たくさんの蕾が見られました。開花まで約一ヶ月といったところでしょうか。星形の、紫色がかった小さな花を咲かせます。
樹林地で見られるクロモジの冬芽。
ナラガシワの冬芽。ナラガシワはコナラやシラカシなどと同様に、受粉したその年に実(どんぐり)をつけます。
ソシンロウバイの樹が突然揺れたので見上げてみると、ヒヨドリの姿が。パクリ!と蕾や花を美味しそうに丸呑みしていました。