2008年05月21日

北の丸公園夏模様(小満)

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 今日(21日)は二十四節気のひとつ「小満」。すべてのものが次第に成長し、天地に満ち始める頃、草木が生い茂る頃をいい、本来は麦の穂が少し満ちてくる頃ということで「小満」だそうです。
 北の丸公園もますます緑が濃くなっています。昨日の大雨と打って変わって朝から快晴、芝生には親子連れの姿が目につきます。

(*画像をクリックすると「拡大」します。)

前回紹介した「エゴノキ」もあちこちで満開です。

「エゴノキ」の花びら。

中央樹林帯にある「タチバナ」の木にも花が咲いていました。ミカン科の常緑小高木。日本固有のカンキツで、京都御所紫宸殿の「右近の橘、左近の桜」が有名ですね。

「タチバナ」の花。文化勲章の形どおり。

「ヤマボウシ」の花。6月頃咲く花ですが少し早いですね。ミズキ科の落葉高木。4枚の花びらのようにみえるのは、花ではありません。本当の花は中央の黄色い部分で、小さい花が多数、球状に集合し、その外側に花々の下にあって、つぼみを包んでいたのが、4枚の白色の葉(総包片)です。「山法師」の頭巾のようにみえることからこの名がついたとか。中央樹林帯。

雑草ですが「コバンソウ」が園内のあちこちに。ヨーロッパ原産のイネ科の植物で明治時代に観賞用として持ち込まれたそうです。穂が卵状楕円形(虫がついているのではありません)。はじめは緑色ですが熟すと黄金色(?)。