Interview 04 未来の事業のために 中小企業でも 設備を切り替える決断を

代表取締役社長 巌 整
株式会社東洋食品
代表取締役社長 巌 整様
京都府八幡市

事業概要

事業者名 株式会社東洋食品
事業所所在地 京都府
従前設備 R-22冷媒
冷凍能力 約100kW
補助申請の種別 食品製造工場
補助金額 5,576,000円(補助率:1/3)
導入設備 NH3冷媒 冷凍機 1台
補助申請の種別 食品製造工場
補助金額 5,576,000円(補助率:1/3)
導入設備 NH3冷媒 冷凍機 1台

将来の冷媒確保のため
自然冷媒を選択

弊社ではアイスクリームの製造を行なっており、仕事をする上で冷凍機はなくてはならない設備です。ところが、今後フロンの供給は段階的に削減されていく状況なので、冷媒の確保のことを考えて、冷凍機を代替フロン冷媒からアンモニア(NH3)冷媒に思い切って切り替えました。

もちろんお金はかかるのですが、何かあってからでは遅いので、補助金が出るのであれば早めに交換しようということですね。急に冷凍機が動かせなくなってしまうと、大変困ってしまいますから。

取扱製品写真

最新のアンモニア(NH3)冷媒は
使いやすい

実はアンモニア(NH3)冷媒については、先代の時代から活用していました。もう45〜50年前の話ですね。フロンはまだなく、冷媒といえばアンモニアしか選択肢がなかった時代です。ただし、当時のアンモニア(NH3)冷媒はなかなか使いにくかったですね。わずかにでも漏れるとどうしても匂いもきついので、20〜30年前に代替フロン冷媒を導入した歴史があります。

最新のアンモニア(NH3)冷媒の冷凍機は、代替フロン冷媒のものと変わらないくらい使いやすいですね。ほとんどコンピューターで自動制御されていて、安全装置も検知器もしっかりついているので、安心安全です。1年ほど利用していて、アンモニアが漏れたことは1度もありません。

設備写真

中小企業へ
補助金の認知拡大

最初、補助金のことは全く知りませんでした。冷凍機メーカーさんから教えてもらって、なんとかギリギリのタイミングで申請することができました。これはとても助かりましたね。

正直、もし補助金申請が採択されなかったら従前の代替フロン冷媒の冷凍機をオーバーホールしながら、使える間は使い続けようという話をしていました。先々のことを考えたら自然冷媒の方がいいことは分かっていたのですけどね。うちのような中小企業では、大きな設備の切り替えはなかなか判断が難しいのではないでしょうか。

補助金があること自体を知らない人も多いと思いますので、もっとこの制度の認知が上がるといいと考えています。

代表取締役社長 巌 整
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導入スケジュール

2020年夏
自然冷媒機器の導入を決定
2021年5月
補助金申請
2022年6月
自然冷媒機器の発注
2023年1月
自然冷媒機器の設置

お問い合わせ

ご相談・ご質問がございましたら、下記までお問い合わせください。

補助金に関するお問い合わせ

一般財団法人 日本冷媒・環境保全機構
東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館 406-2
TEL:03-5733-5311 FAX:03-5733-5312

自然冷媒に関するお問い合わせ

環境省 地球環境局地球温暖化対策課 フロン対策室
東京都千代田区霞が関1-2-2 中央合同庁舎5号館
TEL
0570-028-341
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