11月11日(金) 13:00-14:30

13:00-14:30

タイトル インドネシアにおける泥炭地回復への挑戦~日本とインドネシア間の協力~
概要 熱帯泥炭には多くの炭素が蓄積され、そのうちの大部分がインドネシアの低湿地に分布している。しかしながら、これまでの大規模な運河掘削や熱帯泥炭地の伐採の結果として、火災や微生物分解による大気中への炭素放出が急速に進んでおり、特に泥炭地火災は消火が困難であるのに加え、延焼に伴い大量の二酸化炭素が発生すると言われている。
本イベントでは、インドネシアにおける泥炭地回復の現況と課題について議論する。加えて、泥炭地回復にかかる日本とインドネシア両国による今後の協力の方向性について意見交換を行い、BRG・JICA・大学間で新たな協力にかかるミニッツ署名を行う。
主催/共催
プログラム
セッション
サマリー
本イベントでは、約40名の参加者を迎え、冒頭、環境省研究調査室竹本室長より、インドネシアにおける森林・泥炭地火災対策および泥炭地回復に日本が貢献することの意義等について述べられるとともに、インドネシア国泥炭地回復庁ミルナ次官から、基調講演の中で、2016年1月に大統領のコミットメントで設立された同庁のミッションや活動概要、課題について触れられた。具体的には2020年までに合計2.4百万haの泥炭地の回復(水位回復による再湿地化)によるGHG排出削減、及び環境に適合した農業ビジネスの展開を推進する政策について説明があった。
プレゼンテーションでは、北海道大学大崎特任教授より、長年にわたる泥炭地からのGHG排出量の推定や管理手法に関する研究成果やJICA科学技術協力の成果、今後の連携協力の方向性、泥炭地回復の行動計画案についてインプットがなされた。またJICA地球環境部宍戸審議役/次長からは、20年以上にわたるJICAの森林・泥炭地火災対策の取り組み及び、森林・土地火災予防の新規プロジェクトおよび今後のBRGとの協力内容を紹介した。
最後に、1年間の緊急協力(優先4県におけるプレF/S実施や泥炭地モニタリング強化を含む)について、BRG、JICA、北海道大学の3者によるミニッツ署名を行い、本イベントは閉会した。
キーメッセージ JICAは、インドネシア泥炭地回復庁(以下、BRG)および北海道大学の協力を得てサイドイベントを開催し、インドネシア政府が取り組む泥炭地回復の取組と課題を共有した。同イベントの最後に、当該分野の約1年間の緊急協力にかかるミニッツをBRG、JICA、北海道大学の3者で署名し、両国間の協力のプレイアップを行った。

今後、インドネシアの泥炭地回復に関して、JICA、北海道大学、京都大学、総合地球環境学研究所(RIHN)のオールジャパンの体制で協力し、BRGが行う泥炭地のモニタリングシステムの確立や民間投資による回復の取り組みを推進し、泥炭地火災の抑制も含め、温室効果ガスの排出削減に貢献する予定。
各種資料 イベントフライヤー(英文)(PDF・326KB)
発表資料 1(英文)(PDF・1,774KB)
発表資料 2(英文)(PDF・2,652KB)
発表資料 3(英文)(PDF・241KB)
イベント風景
  • 11月11日(金)13:00-14:30のイベント
  • 11月11日(金)13:00-14:30のイベント
報告者 独立行政法人国際協力機構(JICA) 南雲 孝雄