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国別・地域別協力

日・ミャンマー環境政策対話

環境省は、2018年1月にネピドーで開催された「第1回日本・ミャンマー環境政策対話」を受け、環境分野におけるミャンマーとの協力を強化、促進、発展させることを目的として同年8月に「日本国環境省とミャンマー天然資源環境保全省の間の環境分野での協力覚書」を締結しました。これを踏まえ、両国は、今後両省間での定期的な政策対話や研修を含む情報と専門知識の交換等の実施を行ってきます。

開催年 開催地 会議概要
第1回
(2018年)
ネピドー これまでの環境協力として水環境管理、JCMによる案件形成、都市間協力等の進捗を確認し、ミャンマー側から、現状の環境状況に関する報告があった。また両国それぞれの廃棄物管理の現状や政策が紹介され、今後廃棄物管理関係者のための能力開発協力活動の開始に合意。双方の環境影響評価(EIA)の制度と運用についても議論され、JICAとも連携をしながらミャンマーのEIA審査体制強化に資する人材育成協力を進めることに合意。本政策対話の議論の結果を「ミャンマー天然資源・環境保全省及び日本国環境省の政策対話 共同声明」として発表した。
第1回日本・ミャンマー環境ウィークの結果について
第2回
(2019年)
東京 両国は、各分野における今後の協力について議論と方向性の確認を行った。海洋プラスチックごみについては、「ASEAN+3海洋プラスチックごみ協力アクション・イニシアティブ」の一環として、ミャンマーの国別行動計画の策定支援も含むASEAN諸国の海洋プラスチックごみに関する協力を行うことに合意した。そのほか、ミャンマー側における環境影響評価の研修の継続や、二国間クレジット制度(JCM)を通じた更なる環境インフラの展開と「森林減少・森林劣化に由来する排出の削減等(REDD+)」の推進について一致した。そして廃棄物管理及び浄化槽については、ヤンゴン地域の廃棄物管理マスタープラン策定支援及びワークショップの成果を共有し、マンダレーで浄化槽のセミナーを開催する等、協力を前進することに合意した。
第2回日本・ミャンマー環境政策対話の結果について
第3回
(2020年)
ネピドー 政策対話では、水質汚濁対策及び浄化槽に関し、水質モニタリングシステムや廃水処理の法律と規制等について議論を行い、浄化槽セミナーにて協力すること及び浄化槽の導入のためのパイロットプロジェクト等を検討することに合意した。また、海洋プラスチックごみについては、ミャンマーの国家行動計画の策定等について協力し、廃棄物管理に関しては、ミャンマーが進める法制度設計に協力することに合意した。さらに、大気汚染対策については、東アジア酸性雨モニタリングネットワーク(EANET)のスコープ拡大等に向けて協力、二国間クレジット制度(JCM)の促進へ向けたキャパビル協力や民間企業の参加推進、環境影響評価の見直しと天然資源・環境保全省職員の人材育成について議論することに合意した。
第3回日本・ミャンマー環境政策対話の結果について

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