Q&A(平成28年度版、HTML形式)

第10章 健康管理

2. 甲状腺検査Q&A

QA10-8 判定結果の「A1」「A2」「B」「C」とは、具体的にどのような状態のことですか。

  • ①A判定は、のう胞又は結節の有無によって2つに分かれます。
    A1:超音波検査によって、のう胞、結節共に、その存在が認められなかった状態です。
    A2:超音波検査によって、大きさが20mm以下ののう胞、又は5mm以下の結節が認められた状態です。
  • ②A1,A2のどちらも、今回はこれ以上の詳細な検査は必要がないと考えられることから、定期的に実施されている次回の検査を受診いただくようご案内しています。
  • ③BおよびC判定は、甲状腺の状態をより詳しく把握するため、二次検査の受診をお勧めするものです。B判定は超音波検査によって、大きさが20.1mm以上ののう胞、又は5.1mm以上の結節が認められた状態です。なお、県民健康調査の甲状腺検査では、のう胞の中に結節と思われる充実部分がある場合、それをのう胞ではなく、結節として取扱います。例えば、30mmののう胞の中に、3mm程度の充実部分があった場合は、「30mmの結節」とし、B判定としています。
  • ④C判定は、複数の医師による検討の結果、速やかに二次検査を実施した方がよいとの判断をした状態です。甲状腺がんのリスク以外に、例えば、声帯の近くにのう胞があり、声が出しづらいことが推察されるため、日常生活を支障なく送るために早めの治療をお勧めする、といった場合を含みます。
  • ⑤甲状腺と検査結果については動画でも解説をしております。以下のウェブサイトをご覧ください。
    http://fukushima-mimamori.jp/thyroid-examination/explanation-video/

福島県立医科大学 放射線医学県民健康管理センターウェブサイトより作成

出典の公開日:平成27年3月31日

本資料への収録日:平成29年3月31日

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