環境省 >保健・化学物質対策 >科学的知見の充実及び環境リスク評価の推進 >化学物質の内分泌かく乱作用に関するホームページ >取組紹介 >第8回国際シンポジウム開催の報告
![]() 2005年12月4日から6日まで、第8回化学物質の内分泌かく乱作用に関する国際シンポジウムが沖縄県で開催されました。 4日(日)の一般向けプログラムでは、小池百合子環境大臣、稲嶺恵一沖縄県知事、加藤修一参議院議員からの開会挨拶に続き、「今、自然界で何が起こっているのか?~内分泌かく乱作用から生態系をどう守っていくのか~」というテーマでパネルディスカッションが行われました。パネルディスカッションのコーディネーターは、淑徳大学教授北野大氏、パネリストはタレントの中山エミリ氏、ジャーナリスト・環境カウンセラーの崎田裕子氏、千葉県立中央博物館の須之部友基氏、野生生物の専門家安間繁樹氏でした。
まず、パネルディスカッションテーマに関連のある3つの報告が行われました。
こういった報告を基に、パネリストの間で議論が深められました。主な論点は
またこのホームページで事前に実施したアンケートに寄せられたご質問のうち、「メス化現象等が内分泌かく乱作用として知られるが、その他考えられる影響について知りたい。」という質問が取り上げられ、タイラー先生から「内分泌系を介した影響というのは、生殖腺以外にも体内の様々な部分に発現すると考えられるので、まだ分かっていないというのが現状」という回答がなされました。 パネルディスカッションの様子は、2006年4月1日(23時30分~24時40分)NHK教育テレビ「土曜フォーラム」で放送予定です。
5日(月)・6日(火)は、国内だけでなく、イギリス、アメリカ、カナダ、ドイツ、経済協力開発機構(OECD)といった国外からも研究者や行政関係者を招いて、専門家向けプログラムが行われました。
といった幅広い分野にわたるテーマ別セッションが行われ、スピーカーからの発表を基に、多様な意見交換がなされました。セッションで使用されたスライドは下記ページで公開される予定です(→http://www.env.go.jp/chemi/end/index3.html)
シンポジウム会場では、環境省や日本化学工業協会による映像展示、沖縄県によるパネル展示が行われました。
シンポジウムプログラム・アブストラクト集とともに小冊子「チビコト:ロハス的環境ホルモン学」が配布されました。
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