皆さんで
再エネを活用したドライブに取り組み
脱炭素の未来に向けて共に一歩踏み出しましょう!
ゼロカーボン・ドライブ(略称:ゼロドラ)は、
太陽光や風力などの再生可能エネルギーを使って発電した
電力(再エネ電力)と電気自動車(EV)、
プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池自動車(FCV)を活用した、
走行時のCO2排出量がゼロのドライブです。
環境省は、家庭・職場・地域における皆さんの取組を応援します。
4年間の「再生可能エネルギー100%電力の調達」と「モニター制度への参加」を要件として、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池自動車(FCV)を購入する個人、地方公共団体及び中小企業等に対し、購入時に補助金を支給します。例えば、電気自動車(EV)を購入する場合、最大80万円を補助します。
2020年12月21日以降、新車新規登録(登録車)または新車新規検査届出(軽自動車)された車両が対象です。補助金の申請受付は2021年12月28日までを予定しています(ただし先着順の受付で、12月28日以前に予算額に達した場合は、終了時期が前倒しとなります)。
バッテリー(蓄電池)に蓄えた電気でモーターを回転させて走る自動車。
搭載したバッテリー(蓄電池)に外部から給電できるハイブリッド車。バッテリー(蓄電池)に蓄えた電気でモーターを回転させるか、ガソリンでエンジンを動かして走る。
充填した水素と空気中の酸素を反応させて、燃料電池で発電し、その電気でモーターを回転させて走る自動車。
※環境省令和2年度第3次補正予算事業の対象車について整理。
※2021年9月時点
再エネ電力を使いたいけど、自宅や職場に太陽光発電設備を設置できません。
どうしたらいいの?
再エネ電力メニューへの切り替えは面倒じゃないの?
電気自動車(EV)や燃料電池自動車(FCV)はどこで充電/水素補充ができるの?
EV等を購入し、併せて太陽光発電設備とご自宅にEVから家庭へ電力を供給する設備(V2H)を設置され、ご家庭内でのエネルギーマネジメントを実現されている方の、実際のライフスタイルイメージをご紹介します。
EVを購入された方のご自宅に訪問し、太陽光発電設備やV2Hの利用状況について、お話を伺ってきました。
ポイント① 日中の太陽光発電で発電した電力は主に自宅で使用し、余った電力はEVの充電に使用しています。
ポイント② V2Hを活用することで、太陽光発電ができない夜間や雨天時における家庭での電力をEVから供給しています。
太陽光発電設備とV2Hの利用により、電力会社から購入する電力量がどの程度下がったのかや導入後のライフスタイルの変化、導入して感じるメリット等をご紹介します。
夏季の日照時間が4-8時間の日における電力状態
※導入する太陽光設備量やEVのバッテリー容量、家庭でのV2H設定により異なることに留意
出所:モニター協力者様のHEMSデータ
EVと太陽光発電設備、V2Hの利用による、ライフスタイルの変化等について、生の声を頂きました。
「令和2年度再エネ電力と電気自動車や燃料電池自動車等を活用したゼロカーボンライフ・ワークスタイル先行導入モデル事業」におけるアンケート調査の集計結果(2022年6月20日時点でアンケートに回答された5,422名が対象)をご紹介いたします。
EVは電気を利用して走行するため、ガソリンを燃焼して走行する従来車と比較して、走行時のCO2排出量は大幅に少なくなっています。製造時のCO2排出量については、搭載するバッテリーの観点から、EVのほうが従来車より多くCO2を排出しますが、LCA(Life Cycle Assessment:製品の製造から廃棄までのすべての工程における環境負荷)においては、EVは従来車に比べ20~30%CO2排出量が少なく、環境にやさしくなっています。また、EVに充電する電気を再エネ電力に変えることにより、さらなるCO2排出量の削減を実現できます。
ガソリン車とEVのLCAにおける
CO2排出量の比較
環境省及び経産省では、環境負荷が少ない自動車(EV、PHEV、FCV)の購入費の一部への補助事業を実施しており、令和3年度においては、環境省では再エネ電力100%電力調達を条件に最大80万円を、経産省では充放電設備との同時購入を条件に最大60万円の補助を行っていました。
令和4年度においても、クリーンエネルギー自動車の購入費について、最大85万円の補助を受けることができます。
普及EVの補助金受給額の本体価格に対する割合
EVはモーターにより走行するため、ガソリンの燃焼によりエンジンを回転させ走行するガソリン車と比較し、アクセルを踏んでから加速までの遅れがなく、走行開始時から一定の加速をすることができます。
また、EVは同様にエンジンからの動作音や振動がなく、走行時の静穏性に優れます。加えて、EVは電気を利用するため、ガソリンの臭いも気になりません。
EVとガソリン車の内部構造の比較
EVが走行に利用する電力の価格は、ガソリン価格と比較し大幅に安く、EVをすべて家庭の電力で充電する場合でも、年間で5,000km走行する場合は22,500円、10,000km走行する場合は45,000円を節約することができます。
EVは自宅に充電設備を設置することで、夜間での充電が可能となり、利便性が大きく向上します。戸建て住宅を新築する際に設置するケースに加え、現状設置がない住宅にも追加で設置することが可能です。
様々な充電設備を選択可能です。またEVの購入と同時に充電設備を設置することで、令和4年度現在、購入費用や工事費用への補助を受けることができます。
EVが搭載しているバッテリーは大容量であり、EVから家庭へ電力を供給する設備(V2H)を設置していれば、災害時や停電時において系統から電力が供給されなくなった際も、2~4日程度の家庭での消費電力を、EVからの電力のみで賄うことが可能です。
EVから家庭への電力供給イメージ
※2022年6月20日時点
アンケートに回答したした5,422名が対象
EV等を購入された方々が、どのような目的で利用されているかを紹介します。EV等の利用者の多くが買い物、中・近距離のレジャーなどの日常的な利用を目的とされているようです。また、200kmを超える長距離旅行にも少なからず利用されているという結果となりました。
※2022年6月20日時点
アンケートに回答した5,422名が対象
再生可能エネルギー100%電力を活用している個人、地方公共団体、中小企業等を対象に電気自動車(EV)や、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池自動車(FCV)の購入補助を行います。また、再生可能エネルギーと電気自動車(EV)等を使用した感想などについてアンケートを取り、今後の政策策定に活用します。
移動部門の脱炭素化に向けて、EVやFCVの普及を促進するため、自然公園財団、国民公園協会、関係地方公共団体等の協力により、令和3年4月1日より、10国立公園及び2国民公園の有料駐車場において、電気自動車(EV)及び燃料電池自動車(FCV)の駐車料金の無料化を順次、開始します。
家庭や事業所に設置した太陽光パネルなどの再エネ電源を専用線で接続し、自家発電した再エネ100%電力を各ご家庭・事業所で使用する方法です。
小売電気事業者が販売する再エネ100%電力メニューを購入する方法です。環境省では令和2年度第3次補正予算事業で再エネ100%電力メニューの一覧を公表しています。
電力とあわせて「再エネ電力証書」を購入する方法です。再エネ電力証書には「グリーン電力証書」や「再エネ電力由来J-クレジット」があり、証書発行事業者やJ-クレジット・プロバイダーより購入できます。