「みどり香るまちづくり 企画コンテスト」過去の受賞企画

平成29年度表彰式の様子

AWARD CEREMONY

平成29年度の表彰式は、平成30年3月16日(金)に日比谷コンベンションホールにて行われ、環境大臣賞1点、におい・かおり環境協会賞1点、日本アロマ環境協会賞1点、日本植木協会賞1点、入賞3点、奨励賞2点の計9点の企画が表彰されました。また、表彰状授与後には、受賞者に受賞企画についてお話しいただき、近藤三雄氏による講演を実施しました。

講演:『香りの新樹種見本園』を起爆剤として『みどり香るまちづくり』にさらなる多様性と進化を

講師: 近藤三雄氏(東京農業大学名誉教授、「みどり香るまちづくり」企画コンテスト選考委員)

環境大臣賞

香って食べて元気を育む七ヶ浜ファームガーデン

企画者:認定特定非営利活動法人レスキューストックヤード/近藤哲雄建築設計事務所/株式会社グリーン・ワイズ

場所:宮城県宮城郡七ヶ浜町

香り植物の保存食を作ることで、植物の大切さを学ぶことができるというコンセプトが評価されました。また、子ども達を中心に近隣住民が楽しみながら植樹等に取り組む企画は本コンテストの主旨に合致し公共性も高く、長期間に及ぶ維持管理を継続させる上でも有用であると考えられます。

におい・かおり環境協会賞

かおりde縁JOY農

企画者:自然処

場所:熊本県水俣市

獣害を防ぐためにレモングラスやレモンタイムを植えるなど、植物の香りの特徴を生かした視点での企画が評価されました。また、植物だけではなく、そこに集まる生物にも目を向けていて、生物多様性を学ぶ環境教育の場としても工夫されています。

日本アロマ環境協会賞

合楽❝香気圧広場❞づくり

企画者:大橋町(合楽)指出区自治会2班

場所:福岡県久留米市

藪跡地の荒廃を防ぐための計画であり、樹種の選定、維持管理計画も熟慮されており、住みよい香り環境の創出に大きく貢献できると評価されました。また、樹木系アロマの6次産業化に向けた取り組みは、環境保全と地元の持続可能性を高める良いアイディアだと考えられます。

日本植木協会賞

癒しの森、香るヒーリングガーデン

企画者:社会医療法人平和会吉田病院/あをによし奈良Garden Link

場所:奈良県奈良市

企画内容が香りのテーマを5つ上げた構成となっており詳細で、メンテナンス計画も立てられており持続性があるところが評価されました。

入賞

香る樹花に集う咲庭プロジェクト

企画者:豊中みどりの交流会/豊中市環境部公園みどり推進課/豊中緑化リーダー会

場所:大阪府豊中市

香り樹木を多く使用している点、実施場所が公共的で開かれており、来場者も多い点が評価されました。また、体験学習や花壇育成などを行っており、香りの教育の面においても効果が期待されます。

入賞

100年の物語が交差する庭~香りがつむぐ多世代交流~

企画者:社会福祉法人福祉楽団/United Flowers Inc.

場所:千葉県成田市

特別養護老人ホームの敷地内に対する企画ですが、地域の人々との交流が少なくとも月一回開催されているので、地域における住みよい香り環境の創出に大きく貢献できると評価されました。

入賞

ふれよう!感じよう!香りの小道

企画者:新潟農業・バイオ専門学校/グリーン産業株式会社

場所:新潟県新潟市

公園内のネガティブな施設であるトイレを、香りのある樹木で目隠しをしつつ、トイレ周囲の空間を、多くの種類のかおり草花で快適な空間へ変化させようとする独創的な試みが評価されました。

奨励賞

花葉知る、香りの調和を感じるガーデン

企画者:森本 健太郎

場所:長野県北安曇郡池田町

適切な維持管理や十分配慮された植物の配置が評価されました。今回の企画をきっかけとして、町内の他の空き家でも同様な空間作りが行われることを期待します。

奨励賞

潤いの水辺に四季彩香るまちの再生

企画者:阪急不動産株式会社

場所:東京都江東区

マンションの周辺環境を踏まえた企画内容で、環境にも配慮されている点が評価されました。また、防災という視点も取り入れている点が、特徴的です。
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