グッドライフアワード
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環境省 > グッドライフアワード > 2015年 受賞取り組み一覧
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GOOD LIFE AWARD 2015

環境大臣賞最優秀賞等が決定しました。
『グッドライフアワード2015』へのたくさんのご応募、ご参加をいただきありがとうございました。 今年度は135件のエントリーがあり,最終選考に残った10件の取り組みに対して国民投票を行いました。 その投票結果を踏まえ環境大臣賞 最優秀賞(1件)、同優秀賞(3件)、同グッドライフ特別賞(6件)が決定されました。環境大臣賞には選ばれなかったものの実行委員会で高く評価された23取り組みについて実行委員会特別賞として決定しました。 表彰式は2015年3月14日、東京大学の『伊藤謝恩ホール』で開催されました。
天然山菜採り代行サービス
〜山のめぐみを、おすそ分けっ!〜
あきた森の宅配便
取り組みの概要
秋田県鹿角郡小坂町からのエントリー。天然の山菜を「山の名人」である地元のおじいちゃんやおばあちゃんが、採りに行って送ってくれる山菜採りサービスです。 新鮮な山菜を食べたい都会の人と、人口流出や高齢化に悩む地方を繋ぐ取り組みは、地元のお年寄りの「生きがい」を守り、後継者の育成にも役立ちます。
国民投票のコメント
●山菜の販売ではなく「注文に応じて山菜を山奥に探しに行く」という「代行サービス業」という点に魅かれます。
●自然に根差した取り組みでとてもいいと思います。地方を出て仕事をしている人からしたら、新鮮な山菜を手に入れることができてうれしいと思います。
●もともと山に生えているものを広がりのあるビジネスにしていくこと、おいしいものを地域の外の皆さんに提供すること、それを若い人が高齢者と組んでやっているのがすばらしいです。
●山菜の目利きに「名人」が活躍されているところが気に入りました。消費者と供給者のwin-winが理想的に実現されていると思います。
●山菜を届けるだけでなく、採り過ぎないことなど、自然との付き合い方も発信すればいいですね。
森と命を繋ぐ歩道橋
「アニマルパスウェイ」の開発と普及
アニマルパスウェイ研究会
取り組みの概要
道路などで分断された森を結ぶ動物のための橋を作る取り組みです。
ニホンリスやニホンヤマネなど樹上性の野生動物は、森の分断で生活エリアが狭くなると個体数の減少の原因となり、ロードキル(交通事故死)を招きます。
多くの企業や団体が力を合わせ「アニマルパスウェイ」の全国への普及を目指しています。
国民投票のコメント
●「アニマルパスウェイ」という言葉を初めて知りました。これまで何となく動物が飛び出して来たら危ないなくらいにしか思っていなかったことを反省しました。
●いろいろな団体が協働して活動することは難しい中、とても活発に活動していることがすばらしいと思います。
●普段あまり目にすることの無い森の小動物を守る取り組みは素晴らしいと思います。森を通る日本中の道路で作って、多くの人に知ってもらえるようになると嬉しいですね。
クロマツお助け隊! 東北に白砂青松をもう一度
「海岸林再生プロジェクト10ヵ年計画」
公益財団法人 オイスカ
取り組みの概要
東日本大震災による津波で、東北地方では約3700ヘクタールの海岸林が壊滅的な被害を受けました。
この取り組みは、宮城県名取市の住民とともに、クロマツを種から育てて植林し、約100ヘクタールの海岸林再生を目指しています。
10年計画で、約6〜7万本のクロマツを育てて植える取り組みが続いています。
国民投票のコメント
●海岸林の復活の活動を通じて、地域のきずなの再構築の一助にもなると思う。
●これから何百年も先のことを考えて海外林を再生しようというスケールの大きな取り組みです。子どもたちを巻き込んでいる点もいいなと思います。
●子どもたちが大勢参加しているのが喜ばしい。海に囲まれた日本の周りには昔のように、松林がいっぱいになり、松露が取れるほどになることを期待。
「希望の綿」
ふくしまオーガニックコットンプロジェクト
特定非営利活動法人 ザ・ピープル
取り組みの概要
福島県いわき市での取り組みです。東日本大震災による原発事故の影響で、農業を続けることが困難になった畑を借りて、環境に配慮した方法でオーガニックコットンを栽培。地元の方々やボランティアが力を合わせ、タオルやTシャツなどのオリジナルアイテムを商品化しています。
国民投票のコメント
●オーガニックコットンの栽培は、休耕地の活用にもつながり、被災した人々の希望にもつながっています。自立化へ向けて頑張ってください。
●オーガニックコットンは高価ですが、将来購入する人が増えてくると思います。ブランドとなるような高品質の製品を作っていってほしいと思います。
●普通の輸入コットンには多量の農薬が使われている現実があります。国産のオーガニックコットンの拡大を望みます。
市町村と企業の協働による
「ウッドスタート」
認定NPO法人日本グッド・トイ委員会
取り組みの概要
市町村や企業が、木製誕生祝品の贈与、保育園等の内装木質化など、暮らしに木を取り入れる取組を宣言し(ウッド スタート宣言)、実践するプロジェクトを通して国産材木質製品の普及を推進
国民投票のコメント
●森林荒廃が顕著となっている中で、木材利用を見直す取り組みにより、森林荒廃を食い止めることができるのではないかを考え関心のある活動でした。
●子どもたちが自然を体感できることが少なくなっている中、おもちゃや内装など日常から「木」を感じることは素晴らしいと思います。
●森林日本の復活が期待できる。森の木があるのが当たり前になっている日本。もっと利用をして森のありがたさに気付かねば。
エコマジシャン ミヤモ
エコマジシャン ミヤモ
取り組みの概要
プロマジシャンが、複雑で難解な環境エコ問題を小・中・高・大学生やビジネスマン等の様々な年齢層にマジックを利用して分かりやすく楽しく伝えていく「マジックを通した環境教育」を実施
国民投票のコメント
●マジックでエコを訴えるという新しいコンセプトに興味がわきました。子供にも分かりやすいと思うし、楽しく学ぶ事で社会でのエコの意識も高まると思います。
●マジックで環境教育。難しいことがわからなくても、マジックで楽しみながらいろいろな事を知っていけたら地球に優しいことができるかも。
●何を伝えるかも大事だけれど、どうやって伝えるかもとても大事。環境問題を猛勉強したという姿勢も素晴らしい。
キッチンから資源節約を見える化
「ローフットフード」
一般社団法人 スマート・ウィメンズ・コミュニティ
取り組みの概要
食材のライフサイクルにおけるCO2・水消費量(フット プリント)の削減を目指して、フット プリントの見える化や、環境負荷の低い食材を使ったクッキング講座を実施
国民投票のコメント
●1グラムの食料が出来るのに、どれだけの資源が必要になるかを思い知らされることで、改めて物の大切さを再認識できる機会になると思います。
●食に対する問題はどんどん広がっています。生産に出来るだけコストをかからないように、地球資源の枯渇に対しての警鐘としての意味も深いと思います。
●得られた知識が、日常生活において発揮できるところが、素晴らしいと思います。
英田上山
棚田再生プロジェクト
NPO法人 英田上山棚田団
取り組みの概要
過疎高齢化で荒廃した岡山県美作市の棚田を地域内外の住民による草刈りと野焼きで再生するなどして、地域の担い手を確保し、農業振興等を図ることにより、地域の活性化に取り組む
国民投票のコメント
●荒れた土地を再生し、六次産業化をめざす。若い人たちが働けて、過疎地となっていた場所に多くの人があつまるような場所になればいいと思います。
●ただ棚田の再生を行うだけでなく諸外国との交流やSNSでの情報発信などがイマドキだと思いました。私もSNSで活動を知りました。応援しています!
●日本の風景の美しさの一つに水田の早苗から稲穂まで四季を通じての美しさがあります。さらに棚田ですとその趣はなお一層すばらしいです。
SATURN project
森田屋
取り組みの概要
障がい者がデザインし、洋服の製造工程で発生した生地の端切れを利用して作られたアートワークの企画・販売や美術館・ギャラリーでの展示等をアパレルメーカーが実施
国民投票のコメント
●産廃となる端切れを活用して価値ある商品に変えていくこと、その製作過程において障がい者の自立支援にも繋げていることが素晴らしい取り組みだと思いました。
●ハギレがこんなにかわいい小物になるとは! 障害者の方の自立支援にも一役かっているとのこと、素晴らしい取り組みだと思います。
●障害者への支援活動は様々ありますが、障害者への賃金引き上げに辿り着く活動は少なく感じます。今後も障害者の個性を活かした活動を期待しております。
絶滅危惧種をすくう社会の仕組み:
絶滅魚カワバタモロコ再生プロジェクト
カワバタモロコ増殖・放流連絡会議
取り組みの概要
絶滅危惧種である小型淡水魚「カワバタモロコ」を守るため、徳島県内の産学官民が連携し、教育・研究活動等にも利用しながら繁殖させ、生息地に戻すプロジェクト
国民投票のコメント
●「絶滅魚の再生」という難題に学校・企業・地方公共団体が挑戦する姿勢がすばらしい。今後は、生息地の環境改善等、さらなる「再生の輪」が広がることを期待します。
●子どもも一緒に活動がしやすいと思う。川の環境を整えることは、これからの生活を見直すことにつながるのではないか。
●目立つ絶滅危惧種には注目が集まるが、地味な種は忘れられがち。いろいろな主体が自分ごととして関われる、汎用性の高い取り組みだと思う。

環境大臣賞を受賞した10の取り組み以外に実行委員会で高く評価された23の取り組みについて、実行委員会特別賞として選定されました。
次回以降の環境大臣賞を目指し、さらなる取り組みの発展に期待しています!
「環境と地域づくり」特別賞
陸奥湾の高温からホタテを守る植樹祭実行委員会
松島湾アマモ場再生会議
認定NPO法人 環境リレーションズ研究所
「環境と学び」特別賞
「環境と企業」特別賞
「環境と暮らし」特別賞
株式会社 キャニオンズ
虹のとびら 表浜ブルーウォークグループ
静岡市沼上資源循環学習プラザ
滋賀県立大学まちづくり研究室(鵜飼研究室)
「環境と福祉」特別賞
一般社団法人 中央ライフ・サポートセンター(CLSC)
「環境と食農」特別賞
「環境とデザイン」特別賞
表彰
環境大臣賞最優秀賞(1件)記念盾贈呈、特集ページの制作、プロモーションビデオの制作
環境大臣賞優秀賞(3件)プロモーションビデオの制作
環境大臣賞グッドライフ特別賞(6件)賞状贈呈

実行委員会特別賞に選ばれた取り組みには、実行委員会からの表彰状をお送りします。



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