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吉松地域(ヒガンザクラ自生南限地周辺)

吉松地域(ヒガンザクラ自生南限地周辺) 位置図
吉松地域(ヒガンザクラ自生南限地周辺)
No. 46-7
名称 吉松地域(ヒガンザクラ自生南限地周辺)
ふりがな よしまつちいき(ひがんざくらじせいなんげんちしゅうへん)
所在地 鹿児島県姶良郡湧水町
選定基準1 ○(該当)
選定基準2 ○(該当)
選定基準3 ○(該当)
選定理由 照葉樹林の自然林、二次林、針広混交林の植林地等多様な森林環境と、1,000haに及ぶ草原の沢原高原が隣接する、栗野岳中腹の地域である。
ヒガンザクラの自生南限地として地域により守り続けられている森や、野焼き・放牧等により維持されている良好な草原環境が並存しており、多様な希少植物が自生し、昆虫類や鳥類の生息空間となっている。また、豊かな里地里山生態系のシンボルであるオオタカの生息も確認されている。
保全活用状況(取組状況)
  • 「吉松自然を考える会」主催により、毎年、原生林の散策や山野草の観賞会を行い、保全活動の情報発信が行われている。また、「吉松自然を考える会」は鹿児島森林管理署と「ふれあいの森」の協定を締結し、国有林野において人工林を除伐等の保育作業や森林教室及び自然観察会の実施をしている。
  • 霧島演習場の草原は、長年、草刈(牧草採取)・野焼き(延焼防止)を繰り返し行った結果、草原が維持されている。また、草原の一部では、野草地で放牧が行われている。
活動主体 自然環境保全推進連絡協議会(えびの市・湧水町)、吉松自然を考える会
その他参考情報
  • 草原と隣接する森林の一部は、常緑広葉樹の遺伝資源を保護する目的で保護林に指定されている。
保全活用施策(実施状況等)  

位置図について

各地域の地図(位置情報)について、地図上の点線(赤枠)はおおよその位置・範囲を示したものです。

希少種の保全等に留意し、エリア(赤枠)を省略している場合があります。