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奄美大島・加計呂麻島・請島・与路島の里地里山

奄美大島・加計呂麻島・請島・与路島の里地里山 位置図
奄美大島・加計呂麻島・請島・与路島の里地里山
No. 46-5
名称 奄美大島・加計呂麻島・請島・与路島の里地里山
ふりがな あまみおおしま・かけろまじま・うけじま・よろじまのさとちさとやま
所在地 鹿児島県奄美市、大島郡龍郷町、大島郡大和村、大島郡宇検村、大島郡瀬戸内町
選定基準1 ○(該当)
選定基準2 ○(該当)
選定基準3 ○(該当)
選定理由 奄美地域は、それぞれの島で豊かな自然環境を基盤とした文化や暮らしが成立していることが特徴であり、各島内には周囲の海や山と一体となった生活を営んできた集落が点在している。集落を中心として前面の海で魚介類を採取し、背後の山野で田畑の開墾、薪や材木の伐採をするなどし、里地里山・里海のような自然環境が維持されてきた。こうした自然は奄美地域の生物多様性を高める要因の一つとなっており、島内には動植物ともに固有種・固有亜種が多く生育・生息している。また、植物では、南方系と北方系の種が混在して豊富な植物相を有しており、多くの南方系の種の分布北限となっている。
保全活用状況(取組状況)
  • 祭祀や地域行事のための植物採取、木炭生産、シイタケ栽培のための伐採や大島紬生産のためのシャリンバイ伐採などの昔ながらの利用がみられる地域もある。
活動主体  
その他参考情報
  • 3月節句や浜下れ、漁りなどで生活と海とのつながりを維持している。また、海の彼方から神や稲魂を呼ぶ儀礼や五穀豊穣を祝う(祈る)儀式等が残されている地域がある。
  • 奄美大島・徳之島・沖縄県やんばる地域・西表島は、世界自然遺産候補地に指定され、遺産登録に向けて希少野生動植物や自然景観の保護に行政・民間団体・住民とが協力し準備を進めている。
  • 奄美群島国定公園、日本の重要湿地500
保全活用施策(実施状況等) 奄美大島生物多様性地域戦略(奄美市、龍郷町、大和村、宇検村、瀬戸内町)

位置図について

各地域の地図(位置情報)について、地図上の点線(赤枠)はおおよその位置・範囲を示したものです。

希少種の保全等に留意し、エリア(赤枠)を省略している場合があります。