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東京大学秩父演習林(栃本・大血川地区)

東京大学秩父演習林 位置図
東京大学秩父演習林(栃本・大血川地区)
No. 11-2
名称 東京大学秩父演習林(栃本・大血川地区)
ふりがな とうきょうだいがくちちぶえんしゅうりん(とちもと・おおちがわちく)
所在地 埼玉県秩父市
選定基準1 -(非該当)
選定基準2 ○(該当)
選定基準3 ○(該当)
選定理由 関東山地のほぼ中央部荒川原流域に位置し、1916年に設置された大学演習林である。
標高約600-2000mの範囲に様々な林齢の再生林(旧薪炭林含む)や人工林、人為的影響の少ない原生林が維持管理された複雑な景観が形成されており、里山から深山の多様な生物相が確認されている。栃本集落などの山村と隣接し、秩父往還などの峠道が通るなど、古くからの人との関わりも深い場所でもあり、現在は、地域のボランティア組織とも協力しながら維持管理されている。また、荒川の源流域として流域スケールでの生態系の基盤となっており、生態系ネットワーク形成の観点からも重要な地域である。
保全活用状況(取組状況)
  • 冷温帯域の森林生態系に関する教育研究活動を幅広く展開しており、教育研究活動、社会貢献の場として、東京大学により管理・運営されている。
  • 研究教育活動の一貫として、植生やその他生物相のモニタリングを実施している。
  • ニホンジカによる植生への影響が顕在化しているが、柵等による植生保護に取り組んでいる。
  • 一般市民への啓発活動(体験型公開講座、ガイドツアーなど)を行っている。
活動主体 国立大学法人東京大学(所有者、管理者)、しおじの会(ボランティア組織)
その他参考情報
  • 秩父演習林は森林をフィールドとした教育研究を目的としている施設であるため、フィールド・施設等の利用については管理者の許可が必要。(詳細は秩父演習林ホームページの利用ページを参照)
  • 「しおじの会」は、演習林の一般公開に協力するとともに、見学者に対するガイドができるよう会員相互の研鑽活動を行っている。
  • 秩父多摩甲斐国立公園
保全活用施策(実施状況等)  

位置図について

各地域の地図(位置情報)について、地図上の点線(赤枠)はおおよその位置・範囲を示したものです。

希少種の保全等に留意し、エリア(赤枠)を省略している場合があります。