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仏沼周辺の湖沼群

仏沼周辺の湖沼群 位置図
仏沼周辺の湖沼群
No. 2-5
名称 仏沼周辺の湖沼群
ふりがな ほとけぬましゅうへんのこしょうぐん
所在地 青森県三沢市、上北郡六ヶ所村、上北郡東北町、上北郡六戸町
選定基準1 ○(該当)
選定基準2 ○(該当)
選定基準3 ○(該当)
選定理由 三沢市の北部に位置し、干拓地に広がる葦原と周辺水田、小川原湖や鷹保沼、尾駮沼などの湖沼群を含む地域である。
周辺の農地・湖沼群は野鳥の採食地や休息地となっており、仏沼干拓地はオオセッカの世界最大の繁殖地といわれている。また、コジュリン、クイナなど希少種を含む多様な鳥類の繁殖・生息地となっており、渡り鳥の中継地として国際的に重要な地域である。また、昆虫等に関しても国際自然保護連合レッドリスト掲載種をはじめ希少種の生息が確認されている。
保全活用状況(取組状況)
  • 仏沼干拓地は、希少動植物が生息する特別な地域であることから、その環境を維持していくために、排水ポンプによる強制排水や春の野焼きなど地元農業者と協力をして維持管理に努めている。
  • 水田が大区画で整備された際に併せて設けられた耕作道が観察に活用できるため、湿地に踏み入ることなく野鳥観察ができ、「NPO法人おおせっからんど」による鳥類の生息調査、環境調査や観察会などが実施されている。
  • 「三沢市仏沼保全活用協議会」を中心とした啓蒙啓発事業や保全対策事業を実施している。
活動主体 三沢市仏沼保全活用協議会、NPO法人おおせっからんど
その他参考情報
  • たくさんの希少な鳥が訪れ、希少な植物が生育する自然度の高い地域なので、その自然を維持し、後世に残して行くことが重要。
  • 平成8年には、野鳥のさえずりを楽しみながら散策できる場所として、当時の環境庁から「残したい日本の音風景100選」に選ばれた。
  • ラムサール登録湿地、重要野鳥生息地(IBA)、日本の重要湿地500
保全活用施策(実施状況等)  

位置図について

各地域の地図(位置情報)について、地図上の点線(赤枠)はおおよその位置・範囲を示したものです。

希少種の保全等に留意し、エリア(赤枠)を省略している場合があります。