諸外国における自然再生事業事例(ヨーロッパ)

対象事業名

Kent & Medway生物多様性保全計画
(Kent and Medway Biodiversity Action Plan)

事業主体

ケント州生物多様性パートナーシップ
(The Kent Biodiversity Partnership)

事業実施年度

2003年～

上位計画

英国生物多様性行動計画The UK Biodiversity Action Plan(UK BAP),1994

自然再生を行う対象

低地草地（Lowland grassland）、 湿性樹林地（Wet woodland）、低地荒地（Lowland heath）、沿岸洪水平野（Coastal floodplain）など

上位計画の概要

リオ地球サミット'92での生物多様性条約締結を受けて、英国政府は The Conservation (Natural Habitats, &c.) Regulations 1994の制定と同時に、生物多様性行動計画(BAP)を策定した。また同時に政府は、英国生物多様性行動計画（UK BAP ）運営グループを組織してデータベースの整備や公民への啓発や参加促進に努め、'95～'99に同グループがNational Habitat and Species Action Plan , Local Biodiversity Action Plans，同ガイドラインを策定した。

再生目標

・英国南部のKent & Medway地域における国際的・国内的に重要な種及び生息地ごとに、2010、2020、2026年の好ましい状態（Favorable Condition）が含まれる面積割合を目標として定める。

事業背景

・英国政府による英国生物多様性行動計画（UK BAP ）を受け、45事例のハビタット行動計画が策定された。これらのハビタット行動計画は、種の多様性を目的としてハビタットの修復等を目指している。
・英国生物多様性行動計画（UK BAP）の理念は地域レベルにも広がり、それぞれの地域における重要なハビタットの保全が計画されている。

事業実施場所／規模

英国南部/ Kent & Medway地域

事業費／資金源

事業費不明
資金源不明

事業内容

・対象としたハビタットごとの拡大範囲目標を地図上に明示する。
・対象ハビタットごとに，2003-2010，2011-2020，2021-2030 の期間ごとに維持（Maintain）, 改善及び修復（Enhance & restore） 創出及び復元（Creat & re-create）などの行動目標と，重要な種の現存数を数値目標として掲げる。
・開発者が行う開発中の影響調査及び生態系管理の調査結果を、田園委員会や英国自然協会がレビュー及び改善事項の指摘を行い、開発事業にフィードバックを行う。

参考文献／URL

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