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諸外国における自然再生事業事例(ヨーロッパ)


エストニア(グリーンネットワーク)

対象事業名
エストニアグリーンネットワークEstonia: Green Network
事業主体
農業および環境科学の協会、エストニア大学の生命科学分野研究室、Regio株式会社。
事業実施年度
明記なし
上位計画
明記なし
自然再生を行う対象
[1]地球的規模で危険にさらされた種や、ヨーロッパレベルで危険にさらされた種
[2]個体数が減少傾向にある種
[3]まれで、地域固有の残存する種
[4]ハビタットとその質を指標する種
[5]エストニアではまれではないが、ヨーロッパ地域でまれな種
上位計画の概要
エコロジカルネットワークの一般的なコンセプトは空間計画における法律(the spatial planning legislation)に深く関係しているものの、法的には確立されていない。しかし、エストニア国家環境戦略、エストニア環境行動計画、長期間戦略であるエストニアビジョン2010のような新たな法令や環境政策は、次第に、エコロジカルネットワークの確立と維持に対するサポートを拡大しつつある。
再生目標
明記なし
事業背景
1990年代後半から、「エコロジカルネットワーク」の同義語の新しいことばとして、「グリーンネットワーク」がエストニアの空間的な計画に使用された。グリーンネットワークの概念は他のインフラを含むより広いアプローチであるとともに、生態学的な視点から、エコロジカルネットワークの理論的な概念を簡明にした。エストニアでグリーンネットワークの輪郭を描くための方法は、計画の主要な目的が第一に全国の持続可能な発展を保証するべきである自然や、環境の空間構造を保証することである。主な目的は次のとおりである。
・生態的、環境的、経済社会的な面を考慮する最も適度な方法で自然区域の空間的な構造を形付けること。
・保護区域のネットワークを機能的に成し遂げること。
・貴重な生息地を保護し、野生動物の移動ルートおよび貴重な景色を保全すること。
・持続可能な発展に貢献するために、自然への人類の影響を償い、予防すること。
・自然保護区域外での自然保護をも促進すること。
・空間計画を通して異なったセクター(林業、農業、輸送、レクリエーション)間の利害衝突を最小にすること。
事業実施場所/規模
・エストニアの区域は45,000平方キロメートル、グリーンネットワークであるおよそ50%がカバーされている。
・南北: 400キロメートル
・東西: 500キロメートル
・高度の範囲: 0 - 318m
事業費/資金源
明記なし
事業内容
エストニアのグリーンネットワークでは、次の情報源およびデータベースを利用しエコロジカルネットワークの解析を行った: [1]貴重な鳥類区域のデジタル地図
[2]重要な鳥区域の地図
[3]ラムサール条約指定サイトと潜在的なサイト情報の地図
[4]貴重な沼地の地図
[5]環境における情報コーディネート(Coordination of information on the environmen(CORINE))のビオトープの場所の地図とデータベース
[6]相続財産の地図
[7]エストニア森林保存区域ネットワークの地図
[8]貴重なlandscapeの地図
[9]エストニアの水文学システムの地図
[10]内陸水路のまわりの保護されたベルトの情報
[11]サーモンリバーの情報
[12]貴重な草原個体群の地図
[13]森林(ビオトープ)の貴重な生息地の地図
[14]エストニアの基本地図
[15]地形図
[16]特に保護された種および区域と重要な生息地の生物学的多様性の情報
[17]CORINEの土地利用図
[18]異なったスケールの既存の空間的な計画の地図
参考文献/URL
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