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諸外国における自然再生事業事例(ヨーロッパ)


リトアニア(ネーチャーフレーム)

対象事業名
リトアニアネーチャーフレームLithuanian Ecological Network (or Lithuanian Nature Frame)
事業主体
ネットワークを支えるための特定の政府の方針はない。
事業実施年度
明記なし
上位計画
ネーチャーフレーム、NATURE2000、エメラルドネットワークなど。
自然再生を行う対象
・危険にさらされた種およびハビタットの保護、種の渡り、十分なサイズの比較的自然な領域を形成すること、遺伝情報の交換および個体群の長期存在を保証すること。
・潜在的な脅威から保護されるべき貴重な生態系及び傷つけられた生息地の回復を保障すること。
上位計画の概要
エコロジカルネットワークは、保護区域の法律に従うリトアニアの国家的ネーチャーフレーム(国家のエコロジカルネットワークの一種ではあるが、異なったターゲット、要素および確立の条件を有している)の一部である。エコロジカルネットワークは、机上検討した結果であり、実際の土地利用上において定義されていないことから法的な縛りはなにもない。
再生目標
長期目的:
・国およびヨーロッパにて重要である自然、半自然な生態系、生息地及びlandscapeを保全すること
・リトアニア及びヨーロッパの動植物および菌類の個体数を維持すること
・種および生息地の持続可能な利用を保証すること
・貴重な生態系および生息地を元通りにすること

短期目的:
・ベルン、ラムサール条約およびボン会議、CBD、EUのバード(79/409 EEC)およびハビタット(92/43 EEC)の指令、パン・ヨーロッパの生物的および景色の多様性の保存戦略、リトアニアの生物多様性の保存戦略および活動計画、他の国際協定およびコミットメントと同様の履行を促進すること
・国際的な基準および規準に基づくリトアニアの貴重な自然区域のネットワークを形作り、そのための適切な保存を保証すること
・リトアニアにおける保護区域システム、リトアニアのネーチャーフレームのテーマ及び国際間ネットワーク(エメラルドネットワーク、Natura 2000)とリトアニアのエコロジカルネットワークとの調整を図ること。
・個体の分散そして移動のための条件、遺伝情報の交換のための可能性および遺伝子プールの保存を、これらの区域をリンクする保護されたテリトリーおよびエコロジカルコリドーの確立によって、種の「個体数」の安定性およびそれ以上の活力を保証すること。
・エコロジカルネットワークのテーマを空間的な計画の国家的システムに組み込み、それによりリトアニアにおける自然資源の持続可能な発展そして持続可能な利用を保障すること。
事業背景
明記なし
事業実施場所/規模
生態学的なネットワークはリトアニアの国土の全領域をカバーする。
事業費/資金源
ネットワークの作成プロセスはリトアニアNGO&リトアニア自然資金(Lithuanian Nature Fund)によって実施される。
事業内容
使用されるGISソフトウェア: ArcView 3.2
地図の縮尺: 1:200,000
econet要素の指定に使用するデータベース:
[1]スケール1:200,000のデジタル白地図
[2]スケール1:300,000のデジタル土地図
[3]スケール1:300,000のデジタル岩質
[4]スケール1:300,000のデジタル森林サイトマップ
[5]デジタル保護区域図スケール1:200,000&1:50,000
[6]CORINEの土地カバーデータベース
[7]スケール1:100,000の地図
[8]スケール1:300,000の沼地および泥炭土地図

行動中心域は含んでいる領域をカバーするべきである:
[1]全体的に危険にさらされた種、ヨーロッパのレベルの危険にさらされた種、リトアニアのレッドデータブック(IからIII)にリストされている種
[2]コアエリア
[3]バイオセンター及びlandscapeコア 回復エリア
[4]エコロジカルコリドー及び飛び石ネットワーク
[5]バッファーゾーン
参考文献/URL
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