環境省では、日本の生態系等に被害を及ぼす又は及ぼすおそれのある外来種について、
規制や防除、理解促進等に取り組んでいます。
外来ザリガニ(2021年5月6日更新)
2020年11月1日まで | ||
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科 | 特定外来生物 | 未判定外来生物 |
ザリガニ科 | アスタクス属の全種ウチダザリガニ | ザリガニ科全種(アスタクス属、ウチダザリガニを除く) |
アメリカザリガニ科 | ラスティークレイフィッシュ | アメリカザリガニ科全種(ラスティークレイフィッシュ、アメリカザリガニ、ニホンザリガニを除く) |
ミナミザリガニ科 | ケラクス属の全種 | ミナミザリガニ科全種(ケラクス属を除く) |
2020年11月2日以降 | |
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科 | 特定外来生物 |
ザリガニ科 | 全種 |
アメリカザリガニ科 | 全種(アメリカザリガニを除く) |
アジアザリガニ科(アメリカザリガニ科から独立) | 全種(ニホンザリガニを除く) |
ミナミザリガニ科 | 全種 |
2023年6月1日以降 | |
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科 | 特定外来生物 |
ザリガニ科 | 全種 |
アメリカザリガニ科 | 全種 |
アジアザリガニ科(アメリカザリガニ科から独立) | 全種 |
※未判定外来生物:生態系等に被害を及ぼすおそれのある疑いがあるため輸入を制限
○代表的な流通名
【アメリカザリガニを除く全ての外来ザリガニ】
<アメリカザリガニ科>
ミステリークレイフィッシュ、フロリダブルー(フロリダハマー、アレニー)、シュフェルディ、フォーミス、バスキューザ、エノプロスターナム、メキシカンドワーフクレイフィッシュ、ウォチタ、スピクリファー、ドゥプラッチ、ヒルスタス、ラマシー、ペニー、アパラチコーラ、パイギマヌス、カテマコエンシス、マニンギ、ドゥレリなど
<アジアザリガニ科>
マンシュウザリガニ、チョウセンザリガニなど
<ミナミザリガニ科>
トゲザリガニ、マーレーリバークレイフィッシュ、マダガスカルオニザリガニなど
【アメリカザリガニ】
レッドザリガニ、オレンジザリガニ、スーパーレッド、ブルーザリガニ、コバルトクラーキー、シザー、ナイトメアゴースト、ホワイトザリガニ、白ザリガニ、ゴールデンキング、ゴースト(ジャパンゴースト)、タイゴースト、サンセットゴーストなど
※ 外来ザリガニの同定マニュアルはこちら
○ 指定の時点で飼育している個体については、指定の6ヶ月以内(2021年5月1日まで)に申請し、許可を受けることで飼い続けることができます。
○ 2020年11月2日以降、特定外来生物として指定された外来ザリガニを新しく飼おうとするときは、主務大臣の許可を受けなければなりません。
○ 特定外来生物を飼うときの目的は、学術研究、展示、教育等に限定されており、新規に、愛がん目的、つまりペットとして飼うことは許可を受けることができません。
○ 申請手続についてはこちらのページを参照してください。
※申請書もこちらからダウンロードできます。
○ 外来ザリガニの申請手続に関するQ&Aはこちらをご覧ください。
○ 許可申請に関するお問合せは、お住いの地域を管轄する地方環境事務所へお願いします。
※2020年11月2日以降に新たに生まれた個体の飼育はできません。繁殖はさせないでください。
○ 専門家から以下の影響が指摘されました。
今回指定の対象外となったアメリカザリガニについても、生態系に大きな影響を及ぼすことが指摘されており、2015年に環境省と農林水産省が策定した生態系被害防止外来種リストにおいて「緊急対策外来種」に選定されています。
特定外来生物のような規制はかかりませんが、外来種被害予防三原則(入れない、捨てない、拡げない)を守り、飼育する場合は、野外に放すことなく最後まで責任を持って飼うようにしてください。