「重要湿地」 No.606 池間湿原と周辺サンゴ礁

低層湿原,汽水湖沼,干潟,サンゴ礁

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生息・生育域 生物分類群 選定理由 選定基準
池間湿原 湿原植生* もともと入り江だったところに,汽水の沼地と周辺の低層湿原が形成されている.オオバギ,ヤブギ,ガジュマル,タブノキ,マーニーなど石灰岩のアルカリ性土壌を好む植物が生育している.そのほかヒメガマ,フトイなどが生育する. 1, 2
池間湿原 昆虫類 リュウキュウベニイトトンボ,アメイロトンボ,メミズムシ,マルミズムシ,マダラミズカメムシ,コブイトアメンボ,セスジアメンボ,チビコツブゲンゴロウ,コクロヒラタガムシ,クロヒラタガムシのほか,コガタノゲンゴロウ,トビイロゲンゴロウのような中・大型種が多く生息可能な池も残存する,宮古諸島の中で貴重な環境である. 2, 3
池間湿原と周辺サンゴ礁 甲殻類 池間湿原は,かつて海水が流入する内湾であったが,漁港工事に伴って湾口が閉ざされて淡水化した.その後,水草が繁茂し湿地の大半が埋まり,北西部に淡水域が残っている.湿地とその周辺にはオカガニが多く生息する.砂礫干潟には,ルリマダラシオマネキが生息する. 2