2019年09月13日

花と実

ピンのアイコン皇居外苑 カテゴリのアイコン北の丸公園ブログ / 季節の便り / 秋の花 / バックナンバー2019

北の丸公園の自然状況をお知らせします。

先日の台風の影響で公園内でも多くの葉や枝が落ち、開花していた花が散ってしまった植物もありました。

今回は、それに代わるように咲き始めたり、強風に耐えながらも実を付けている植物たちをご紹介します。

※樹木に折れ枝が掛かっていたり、草むらに枝が落ちている場合があります

 順次撤去作業を進めていますが、公園内を散策の際は頭上や足下に十分ご注意ください

サルスベリ(2019.9.13日本武道館付近にて撮影)

ミソハギ科に分類される中国原産の植物です。

日本では庭や公園に幅広く植えられ、花は7月頃から10月頃まで見ることができます。

撮影前に開花していたピンク色の花は台風の影響で落ちてしまいましたが、それに代わるよう赤い花のサルスベリが咲き始めました。

クサギ(2019.9.10田安門付近にて撮影)

シソ科に分類され、北海道から沖縄にかけての山野に生えます。

花は7月頃から8月頃、実は9月頃から11月頃まで見ることができます。

クサギの花と実

芳香のある白い花と濃い色彩をもつ実とで、二度楽しむことができます。

チカラシバ(2019.9.10日本武道館付近にて撮影)

イネ科に分類され、北海道から沖縄にかけての野原や道端に生える植物で、刈りこみや踏みつけなどにも耐える強さをもっています。

穂は9月頃から翌年の1月頃まで見ることができ、コップを洗うブラシのような大きさとなります。

漢字では力芝(チカラシバ)と書きますが、これは引き抜くときに力が必要なことから付けられたとされています。

エノコログサ類とチカラシバのを比較 

同じイネ科に分類されるエノコログサ類の穂と比較すると、チカラシバの穂は2倍程度大きいです。

公園内ではセミとコオロギの鳴き声が同時に聞こえるようになり、また、秋にむけての植物たちが伸びてきていますので正に、季節の合間にあると言えましょう。

そんな北の丸公園で、一足早い秋探しの散策などをお楽しみいただければと思います。

※しばらくの間は暑い日が続くようですので、熱中症対策・十分な虫刺され対策をなさってお越し下さいませ

環境省ではCOOLな次世代の暮らし方でCO2を削減する取り組みを紹介するサイトを開設しています。

(URL https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/index.html

北の丸公園近隣の文化施設等のご案内 

開館・開園状況・イベントの開催状況については各施設へお問い合わせください。

(順不同)