2016年05月09日

愛鳥週間2016

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北の丸公園の池では、今年もカイツブリが子育てをしています。

カイツブリ親が帰ってきた

東京都心の真ん中にある皇居の周辺でも、この時期になるとさまざまな野鳥が忙しそうにエサ集めをしているようすなどが観察で出来ます。小さな野鳥を見つけるのは大変ですが、牛ヶ渕などの皇居のお濠や北の丸公園の池などではカイツブリが営巣しており、バードウオッチングになれていない方でも、比較的容易にヒナを育てているようすなどを観察できます。

カイツブリ親子の写真

明日(5月10日)から愛鳥週間が始まります。愛鳥週間は、野鳥を保護し愛鳥思想を広く国民に普及するため、昭和22年4月10日に「バードデーの集い」として始まり、昭和25年に毎年5月10日から16日の1週間を「愛鳥週間」と定めて自然保護に関する普及啓発の取り組みが続けられています。環境省では都道府県や野鳥保護団体との共催で「全国野鳥保護のつどい」を開催しており、今年は神奈川県小田原市を会場に記念式典が催される他、全国各地でも自然環境の大切さを広めていくことを目的とた行事が催されています。各地の行事では、野鳥観察のルールやマナー、野生の生きものと人の接し方なども学べる貴重な機会に出会えるかもしれません。

皇居周辺などの大きな緑地以外でも、少し意識して歩いてみると意外なほどさまざまな種類の野鳥が身近なところに生息していることにお気づきになるかもしれません。愛鳥週間には、お住まいの近くで野鳥探索してみてはいかがでしょうか。

☆営巣中の野鳥はとても敏感です。カイツブリ等の観察を行う際は、そこがどんなに身近な場所だとしても、"自然の中で生きる野生のいきもの"と接していることを忘れずに、自然と人が接するためのルールやマナーを守って遠くからそっと見守ってください。