国民公園及び千鳥ケ淵戦没者墓苑

皇居外苑ニュース

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2015年6月

10件の記事があります。

2015年06月24日職人たちが支えます

皇居外苑バックナンバー2015 / 歴史 / 皇居外苑ブログ

皇居のお濠や石垣をはじめとする江戸城跡は、文化財保護法により「史跡のうち学術上の価値が特に高く、わが国文化の象徴たるもの」として、国の特別史跡に指定されています。

皇居外苑管理事務所では、特別史跡江戸城跡に指定されているこれらの文化遺産や、歴史的風景を保全するため、さまざまな取り組みを行っており、お濠の周りで行っている石垣や堤塘の草刈りや低木の刈り込み作業などといった日常的な管理作業もその一つです。

石垣の低い位置等、手の届く範囲はボートの上から草刈りを行います。

isigakino

切り立った石垣の草刈り作業は、ロープで石垣を伝わり歩きながら作業します。遠くからみている以上に高くそびえ立つ石垣の管理作業は、高所で安全に作業を行うため訓練された特別な技能が必要です。

水面に落ちた刈草は、きれいにすくいあげて、ボートで運び出します。

現在では、これらの定期管理は民間造園会社との請負契約で行っていますが、特別史跡江戸城跡の歴史的・象徴的風景は、大切な史跡をキズ付けることなく後世に伝えようとする思いや、隅々まできれいに保つための繊細さをあわせもつ職人たちの技が支えています。

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2015年06月23日珊瑚のような赤い花

皇居外苑バックナンバー2015 / 北の丸公園ブログ / 夏の花

北の丸公園の外周部、竹橋駅から工芸館に向かう代官町通りの歩道沿いの植え込みで、サンゴシトウの花が咲いていました。

サンゴシトウの花風景の写真

沖縄県の木としてよく知られる「デイゴ」の仲間で、耐寒性の強いアメリカデイゴとエリスリナ・ヘルバケアの交配種としてオーストラリアのシドニー植物園で作出されたと伝えられる、ダイヤ形の葉と、赤い珊瑚のような色鮮やかな花が特徴のマメ科の花木です。

サンゴシトウのアップの写真

一番花のみごろは過ぎましたが、しばらくすると2番目、3番目の花穂が伸びはじめ、休み休みですが、夏の間中、特徴的な花を楽しめます。

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2015年06月19日蓮の花咲く水辺(皇居牛ヶ淵)

皇居外苑いきもの / バックナンバー2015 / 夏の花 / 環境保全の取り組み / 皇居外苑ブログ

皇居のお濠の一つ、「牛ヶ淵」でハスの花が咲きはじめました。

ハスのハナのアップの写真

多くの方々が行き交う九段下駅から北の丸公園の入り口方面に向かう上り坂(靖国通り)からは、四季折々に変化する牛ヶ渕の眺望がお楽しみいただけます。

蓮の葉などの水草が覆い被さるように茂る牛ヶ渕の眺望はこの季節の風物の一つですが、これらの水草もかつて放されたソウギョなどの外来魚の影響で一時ほとんど失われたとされ、お濠の保全対策の一環として行われている様々な取り組みにより、濠の底に貯まっていた泥の中に埋まっていた昔の種(埋土種子)が発芽し、長い時間をかけて徐々に復活したものと伝えられています。

ハスの花も蕾もの写真

残念ながら、ハスの花が間近に眺められる場所は牛ヶ淵にはありませんが、ちょっと立ち止まって、小さなデジタルカメラで拡大してみると、葉の間にはまん丸い蕾がたくさん控えている様子がみえました。

一輪のハスの花は、午前中に開き午後には閉じるをくり返し、咲きはじめて4日ほどで散ってしまいますが、たくさんのつぼみをつけ、夏の間ぽつりぽつりと咲き続けます。

牛ヶ淵のハスの写真

皇居牛ヶ渕の「蓮の花咲く水辺」は、ホタルに代表される都会に残された貴重ないきものたちを育む大切なゆりかごの一つです。みんなでそっと見守ってくださいますよう、お願いします。

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2015年06月16日彼と彼女の見分け方

皇居外苑いきもの / バックナンバー2015 / 北の丸公園ブログ

皇居外苑や北の丸公園など、都会の公園でもよく見かける野鳥のひとつにハクセキレイがいます。

名前はわからなくても、芝生の上などでピピピッと鳴き声をあげながら、尾羽を上下にふりふり、早足で歩いている愛らしい小鳥を見かけたことは、きっとあるはず。

他の野鳥と同様、ほとんどの季節を単独で過ごすハクセキレイも、繁殖期を迎えたこの時期、一定の距離を保ちながら雌雄2羽で一緒に行動している様子を観察できます。

ハクセキレイの雄の写真

雄のハクセキレイが歩いている様子の写真

喉元のエプロンと背中がクッキリと黒く、しっかりした足取り。

上の2枚は、雄のハクセキレイです。

雌のハクセキレイの写真

雌のハクセキレイの写真

こちらの2枚は雌のハクセキレイ。雄よりも全体的に薄いグレーの羽毛で、優しい印象。

歩く姿もどことなく物腰の柔らかさを感じませんか?

ハクセキレイの雌雄の見分け方はとても難しいと言われますが・・・、まるで初恋みたいに、つかずはなれずお散歩する、ちょっともどかしい2羽のようすをのんびり眺めていれば、自然と彼と彼女を見分けられるようになるかもしれませんね。

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2015年06月15日シジュウカラも大忙し

皇居外苑いきもの / バックナンバー2015 / 北の丸公園ブログ

北の丸公園では、いろいろな野鳥が子育てシーズンを迎えています。

モミジ林や花木園などの樹林地で「ツツピーツツピー」という鳴き声が聴こえて来ます。

静かに観察していると、シジュウカラが巣立ち直後の幼鳥に樹上で餌を与えている姿に出会いました。

シジュウカラの巣箱の写真

シジュウカラは、年間を通じて大量の昆虫を食べることから森林性の有益鳥類とさせ、一説では、体重16gの鳥が1年に食べる虫の量は約85000匹にも及ぶとされています。

育ち盛りのヒナたちのおなかを満たすため、この時期の親鳥たちはエサ集めに大忙しです。

シジュウカラのアップの写真

シジュウカラの雄雌は、おなかにある黒いネクタイのような模様の太さで見分けがつきます。

お散歩の途中で、シジュウカラの雄雌の見分け方をさりげなく子供たちに教えられたら、ちょっと自慢できるかもしれませんね。

(この写真は太く立派な模様なので雄)

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2015年06月12日「千鳥ヶ淵さんぽみち」のご案内

皇居外苑バックナンバー2015 / 北の丸公園ブログ / 千鳥ヶ淵さんぽみち / 環境保全の取り組み / 皇居外苑ブログ

皇居のお濠の一つで、桜の名所としてもよく知られる千鳥ヶ淵の周りには、千鳥ヶ淵緑道(千代田区立公園)や代官町通り沿いの堤塘(皇居外苑濠地区の一部)、北の丸公園などの公園緑地や、みどり豊かな街路樹に彩られた道路が整えられており、沿道にはさまざま文化施設も点在します。

千鳥ヶ淵さんぽ道の地図の写真

皇居外苑管理事務所では、千鳥ヶ淵環境再生プランの一環として、これらの歩道を巡って千鳥ヶ淵をぐるっと周回するモデルコース「千鳥ヶ淵さんぽみち」を設け、多くの皆様に千鳥ヶ淵の歴史的な景観や貴重な自然を知っていただき、楽しみながら将来に受け継いでいけるよう取り組みを行っています。

のんびり散策して、一周するのには約1時間半ほど。

今回は、「千鳥ヶ淵さんぽみち」沿道に点在する、江戸時代から明治、大正、昭和、現代まで続く歴史と皇居一体の自然を感じていただけるポイントをいくつかご紹介します。

北白川宮能久親王銅像と工芸館の写真

北白川宮能久親王銅像(1903年)

※背景の建物は、東京国立近代美術館工芸館(国指定重要文化財「旧近衛師団司令部庁舎」)

高射機関砲台跡の写真

代官町通り沿い堤塘に残る「高射機関砲台跡」

千鳥ヶ淵ボート場の写真

千鳥ヶ淵緑道(千代田区立公園)と千鳥ヶ淵ボート場

写真:九段坂公園(千代田区立公園)の「高燈籠(たかとうろう)」

九段坂公園(千代田区立公園)の「高燈籠(たかとうろう)」

田安門の写真

田安門(国指定重要文化財「旧江戸城田安門」)

千鳥ヶ淵さんぽ道看板の写真

北の丸公園内の休憩所(「フォレスト北の丸」)前の「千鳥が淵さんぽみち」案内標識

標識に表示しているQRコードを読み込むと、このブログ(皇居外苑ニュース)を携帯やスマートフォンでご覧いただけます。

※背景の建物は日本武道館(1964年に開催された東京オリンピックを象徴する建物の一つ)

シジュウカラの写真

シジュウカラ(ツツピー、ツツピーという鳴き声♪)

北の丸公園内では、水のせせらぎや軽やかな小鳥のさえずりもお楽しみいただけます。

☆千鳥ヶ淵さんぽみちに沿ったバリアフリールートをご紹介しています。 

  1. 1 北の丸公園(田安門口)から千鳥ケ淵戦没者墓苑(東門)までは、こちらをご覧ください。
  2. 2 千鳥ケ淵戦没者墓苑(西門)から北の丸公園(乾門口)までは、こちらをご覧ください。
  3. 3 北の丸公園乾門口から田安門口までは、こちらをご覧下さい。

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2015年06月10日シナノキが咲いています

皇居外苑バックナンバー2015 / 北の丸公園ブログ / 夏の花

北の丸公園では、管理事務所東隣の園地(通称見本園)で、シナノキの花が咲いています。

シナノキno

1センチほどの小さな淡黄色の花が集まって咲いています。

シナノキの様子の写真

名前は枝がよくしなう(曲がる)ので「しなう木」からきていると言われます。

花房に、葉っぱとよく似た苞が一枚あるのが特徴です。

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2015年06月09日カイツブリの子育て@北の丸公園

皇居外苑いきもの / バックナンバー2015 / 北の丸公園ブログ

中ノ池では、カイツブリの子育ての様子をよく見かけるようになりました。

静かな池に、餌をほしがる赤ちゃんの鳴き声が響きます。

カイツブリ親子の写真

何度も潜水して魚をとり、口移しで与えるお母さん。

2羽の赤ちゃん

お母さんと一緒にいた2羽のうち、1羽がいつも先に近寄り餌をもらいます。

カイツブリは足指にひれ状の弁があり巧みに潜水するため、水面に出てくるのはかなり離れた場所になることも。泳ぐのが遅い小さい子は追いかけてもなかなか近づけません。お母さんはつい近寄る子にばかりあげてしまいます。

一番小さいカイツブリ

ひとりぼっちの小さい赤ちゃん。鳴き声もか弱くて羽根もふわふわです。

しっかり大きくなりますように!

お兄ちゃん達

4羽生まれたうちの他の2羽の大きい赤ちゃんは揃って別の場所にいました。

お父さんと一緒

お父さんの姿を見つけるとすぐに後を追いかける2羽。食べるより遊びたい様子。お父さんは意外とクールです。

若いお母さん

まだ若い様子のお母さん。魚をとるのにくたびれたのか急接近してきて何かもらえるかと期待している様子でした。何もせず見守っていると、また潜って魚をとり始めました。

※北の丸公園では自然の生態を大切にしています。生き物が近寄ってきても餌をあげないで下さいね。

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2015年06月05日6月の花便り

皇居外苑バックナンバー2015 / 北の丸公園ブログ / 夏の花

6月を迎えた北の丸公園では、花たちも夏の装いに衣替えをはじめました。

サツキの色彩は、ツツジより力強く鮮やかな印象です。

皐月の写真

池に映るサツキ

アジサイの写真

アジサイ

ガクアジサイの写真

ガクアジサイ

ムラサキシキブの写真

ムラサキシキブ

クチナシの写真

クチナシ

キョウチクトウの写真

キョウチクトウ

珊瑚樹の写真

サンゴジュ

ネズミモチの写真

ネズミモチ

オオバイボタの写真

オオバイボタ

ビヨウヤナギの写真

ビヨウヤナギ

ホタルブクロの写真

ホタルブクロ

ネムノキの写真

ネムノキ

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2015年06月04日花菖蒲の咲く頃に

皇居外苑バックナンバー2015 / 北の丸公園ブログ / 夏の花

北の丸公園の「下ノ池(工芸館側の池)」にかかる橋のたもとで、白い紫陽花が開き始めました。

下の池 アジサイの写真 

池の奥に設けられた四角い浮島では、花菖蒲が涼しげに咲いています。

この浮き島は、水辺の環境を都会に残る貴重ないきものたちの生息場所や、環境学習の場として活用するためのビオトープ施設として試験的に設けたもののため、花を愛でるには少し遠い位置に浮かんでいますが、下ノ池付近ではイトトンボなど水辺のいきものも観察できます。

ハナショウブの写真 

浮島に植えられた花菖蒲の根元をよく見ると、カイツブリの赤ちゃんたちを発見しました!

カイツブリの赤ちゃんの写真

北の丸公園では毎年カイツブリが繁殖しており、今年は4羽のヒナが育っています。

少し目を離したすきに見えなくなったのでびっくりしましたが、もうちゃんと潜ることも出来るようになっていました。

カイツブリの赤ちゃんが気になる様子のカルガモの写真

浮島がお気に入りのカルガモも、カイツブリの赤ちゃんたちが気になっているご様子・・・。

家族で泳ぐカイツブリno syasinn

キュルルルル・・・「さー冒険の始まりだよ」、親鳥の鳴き声を合図に家族みんなで中ノ池を目指して泳ぎ出しました。

中の池の様子

芝生広場に面し、隠れ場所の少ない中ノ池の広い水面は、カイツブリの赤ちゃんたちにとって危険がいっぱい。

どうか、みんな元気に成長してくれますように。

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