2014年08月25日

北の丸公園で夏の昆虫観察会を開催しました

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 8月20日(水)に、北の丸公園で環境省主催の「夏の昆虫観察会」が開催されました。小学生を対象としたこの観察会では、保護者の方も一緒に、講師の先生と園内の夏の生きものを観察してまわりました。
(※画像をクリックすると拡大します)

 はじめに昆虫を捕まえるための網の使い方を先生に習います。お手本を真似ながら、皆で一緒に網を振ってしっかり予行練習。捕まえるコツを学んで、いよいよ出発です。

 虫取りに慣れた様子の男の子が早速セミを捕まえました。先生の「どちらがオスで、どちらがメスかな?」との問いに、「お尻に産卵管があるこっちがメスだよ!」・・恐れ入りました。正解です!

 少し行くと地面のあちらこちらに、コナラの枝先が落ちていました。これは一体誰の仕業でしょう?・・答えは「ハイイロチョッキリ」。木の上でまだ青いドングリに卵を産み付け、葉のついた枝ごと切り落とします。これは外的から卵を守る為の知恵だとか。木の上でそんな作業が行われていたなんて驚きですね。

 場所は変わって花木園。一体何が見られるでしょうか?

 すぐに男の子が「クルマバッタ」を捕まえました。その他にも、クビキリギスやショウリョウバッタ(チキチキバッタ)、ササキリ、オンブバッタ、ツヅレサセコオロギ、ツマグロヒョウモンなど、短時間でたくさんの昆虫を見ることができました。

 様々な昆虫と触れあえた今回の観察会。先生の昆虫に関する興味深いお話しは尽きることなく、保護者の方々にも大いに楽しんで頂けたようでした。はじめは虫を怖がっていた子も、観察会が終わる頃には虫かごいっぱいに昆虫を捕まえていました。子供たちにとって、楽しい夏休みの思い出の一つになったようでした。