2014年08月04日

北の丸公園の自然

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 東京は朝から太陽光がサンサンと降り注いでいましたが、午後になるにつれて雲が広がり風が出てきました。
 8月4日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
(※画像をクリックすると拡大します)

ミンミンゼミ
 牛ヶ渕でミンミンゼミを見つけました。東日本では平地で見られるのでおなじみですが、西日本では山地に生息する、背部のうす緑が美しいセミです。

ツクツクボウシの抜け殻
 園内でツクツクボウシの抜け殻が見られるようになってきました。他のセミの抜け殻よりもほっそりスマートでくびれがあり、色は薄め。是非見つけてみて下さいね。

ナンバンギセル
 ナンバンギセルは主にススキの根に寄生する寄生植物。自らの力では生長できないので、他の植物の根に寄生して、そこから養分を取りながら生育します。ススキの葉をどかしてご覧下さい。

ジャコウアゲハ
 ウマノスズクサの葉を、ジャコウアゲハの幼虫が食べていました。蛹になる一歩手前のようです。成虫は美しい蝶ですが、幼虫の姿は少しとっつきにくいですね。

サトキマダラヒカゲ
 比較的平地に見られるタテハチョウ科のジャノメチョウ亜科。涼しい木陰で樹液を黙々と吸っていました。よく観察すると目玉のような模様がたくさん描かれていて、驚きます。