2014年07月23日

北の丸公園の自然

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 昨日、ようやく関東甲信地方の梅雨明けが発表されました。いよいよ夏本番です。園内ではセミたちのコーラスが元気に響き渡っています。
 7月23日(水)の北の丸公園自然情報をお届けします。
(※画像をクリックすると拡大します)

 公園西側、四阿近くに細い線のような植物が・・。何かおわかりになりますか?

ミズヒキ
 正解はタデ科の「ミズヒキ」。細い花穂は、上から見ると赤く、下から見ると白く見えることから、紅白の水引(みずひき)に例えられました。

ヤブラン
 藪のような薄暗い場所で凜として咲くことから、花言葉は「忍耐」、「謙遜」、「かくされた心」。優しい薄紫色が目を引きます。

ノリウツギ
 5弁の小さな両性花(一つの花に雄しべと雌しべを持つ花)を多数つけ、その周囲に昆虫を引き寄せる為の目印となる装飾花をつけます。装飾花は基本的には写真の様な白色ですが、淡紅色になる場合もあるようです。

キバラヘリカメムシ
 キバラヘリカメムシの幼虫が、ニシキギの葉で羽化しました。黄色いからだは宝石の様に輝いてとてもきれい。この後少しずつ模様が浮き出てきて、背中は黒っぽく、腹は黄色へと変化します。名前の由来は成虫の姿から。