2013年10月21日

北の丸公園の自然

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本日も昨日に引き続き、上着を一枚羽織らなければ肌寒い日となりました。
 10月21日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
(※画像はクリックすると拡大します。)

タイワンホトトギス
 ユリ科のタイワンホトトギスが咲き始めました。花びらの斑点模様が鳥のホトトギスの胸の模様に似ている為、この名がつけられたようです。中国では斑点が油の染みに見えることから「油点草」ともいいます。

ゲンノショウコ
 古くから胃薬や下痢止めとして煎じて飲まれてきました。残存果実が御輿の飾りに似ている事から、「御輿草(みこしぐさ)」の別名もあります。

シャリンバイ
 枝の分岐する様子が車輪のスポークに似ている事、花が梅花に似ている事からこの名がつきました。奄美大島では大島紬(おおしまつむぎ)の染料にシャリンバイの樹皮が使われるそうです。

サンシュユ
 秋には光沢のある赤い実がつく事から、「秋珊瑚(あきさんご)」とも呼ばれます。見た目はグミの実に似て美味しそうですが、渋みが強く、そのままでは食べられません。乾燥させ、果実酒として飲まれることはあるようです。