2013年08月19日

北の丸公園の自然

ピンのアイコン皇居外苑 カテゴリのアイコン北の丸公園ブログ / いきもの / 夏の花 / バックナンバー2013
早いもので8月も後半となりました。連日暑い日が続いていますが、園内ではひっそりと秋の気配を感じさせるかのように、木々の実が色付いてきています。
 8月19日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
(※画像をクリックすると拡大します。)

サルスベリ
 以前紹介したサルスベリの花の隣に、色違いが咲き始めました。鮮やかな濃いピンク色が青空に映えます。花期は長く、初秋ごろまで見られます。

サンゴジュ
 スイカズラ科ガマズミ属のサンゴジュが、赤い綺麗な実をつけています。これを珊瑚に見立てた事から、この名がついたようです。

ノシラン
 ユリ科ジャノヒゲ属です。花の様子が熨斗(のし)に似ている事からこの名がつけられました。種の色が緑から青、そして紺色に変化します。種の色代わりを観察するのも楽しいですね。

ヤブミョウガ
 以前紹介したヤブミョウガの実が色付いてきました。こちらもノシラン同様、色代わりをご覧になれます。初めは白色、徐々に黄緑から写真のような藍色へと変化します。

ゴマダラチョウ
 黒い翅にまだらな白のはんてんが特徴のチョウです。クヌギの樹液が好物なので、庭先などではあまり見かけないチョウですね。翅色が地味な分、黄色の口吻(こうふん)が食事の際に目立ちます。

コクワガタ
 日本で最もよく見られるクワガタです。園内の「近衛聯隊の碑(このえれんたいのひ)」がある通りは、彼らの食樹であるコナラやクヌギの樹が多いため、姿を見ることができるかもしれません。虫除け対策をしっかりして、夏の人気者を探してみましょう。