2013年08月12日

北の丸公園の自然

ピンのアイコン皇居外苑 カテゴリのアイコン北の丸公園ブログ / いきもの / 夏の花 / バックナンバー2013
連日寝苦しい夜を過ごしている方も多いのではないでしょうか。適度にクーラーを利用するなどして、外出時だけではなく、室内での熱中症対策も行いましょう。
園内の芝生広場にある池では、カイツブリやコイ、カメやアメンボなど様々な生き物たちが、水の中で今年の猛暑をしのいでいます。
8月12日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
(※画像をクリックすると拡大します。)

キツネノマゴ
キツネノマゴ科キツネノマゴ属で、小さな可愛らしい花をつけます。この花の名前の由来は「花が子狐に似ている」「花序(花がついている部分)が狐の尾に似ている」などが有名ですが、定説はないようです。

キツネノカミソリ
ヒガンバナ科ヒガンバナ属です。「キツネノマゴ」に続いて、なんとも印象的な名前ですね。由来は「花の色が狐色で、葉の形がカミソリに似ている」など、諸説あります。また、全草に毒があり、特に根には多く含まれるので、注意が必要な植物です。弥生慰霊堂から牛ヶ渕をのぞくと見られます。

イヌホウズキ
小さな白い花をつけるナス科ナス属の植物です。現在緑色の実は、花が終わるとつやのない黒色へと変化します。

アオスジアゲハ
綺麗な青のラインが目を引く、アゲハチョウ科のチョウです。園内の至るところで見ることができ、ヤブガラシの花には特によく集まります。

ツクツクボウシ
ツクツクボウシは8~9月頃が出現時期です。8月も中旬に入り、園内の至る所で「ボーシ、ツクツクボーシ」の夏らしい元気な合唱が聞こえてきます。

チョウトンボ
名前の通り、まるでチョウのようにヒラヒラと浮遊します。光の加減によって羽の色が変化する様が美しい、魅力あるトンボです。休みなく飛んでいることが多いですが、休憩する時を待って、止まったところを是非観察してみてください。