2013年07月12日

北の丸公園自然情報

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本日も東京は最高気温35度の猛暑日となりました。園内では早朝からニイニイゼミが合唱をはじめ、夏ならではの雰囲気となっています。
7月12日(金)の北の丸公園自然情報をお届けします。
(※画像をクリックすると拡大します。)

ユズリハ
ユズリハ科ユズリハ属で、別名「親子草」といいます。新葉が成長して古い葉が落ちる様を「葉が譲る」ように見えるので「謙る葉」、それが「譲葉(ゆずりは)」となりました。また、親から成長した子に後を譲るのに例えて、古くからお正月の縁起飾りにも使われます。

秋頃には、ブルーベリーに似た黒褐色の実をつけます。また、春から初夏にかけて「がく片」「花弁」のない小さな花を咲かせます。


ニイニイゼミ
カメムシ目セミ科です。以前「ニイニイゼミの抜け殻」を紹介しましたが、今回は成虫を見つけることができました。羽化したばかりだったのか、よちよちとおぼつかない足取りです。羽の色は見事な保護色となっています。

シオカラトンボ(メス)
トンボ科シオカラトンボ属です。成熟したオスは塩辛そうな?水色ですが、メスは「ムギワラ色」をしていることから「ムギワラトンボ」と呼ばれています。