皇居外苑を含む一体は、江戸城の城址に当たり、江戸時代には、西の丸下と呼ばれた一郭で、幕府の重臣の役屋敷地(やくたくしきち)でした。


江戸城は、長禄元年(1457)に太田道灌が築城し、その後、大永4年(1524)に北条氏の支城となり、天正18年(1590)豊臣秀吉による小田原征伐で北条氏は滅亡し、徳川家康がその旧領、いわゆる関八州に移封され居城となりました。

写真:特別城趾江戸城1

写真:特別城趾江戸城2

家康入府時には、応急修理がなされた程度で、その後二代秀忠、三代家光の時代に拡大整備され、大城郭が完成したのは寛永13年(1636)、家光の治世であるといわれています。

現在、皇居外苑に含まれる濠、及び宮内庁管理の東御苑の一部などが、特別史跡江戸城(昭和35年5月20日付け文化財保護委員会 告示第26号)に指定されています。

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写真:特別城趾江戸城3

写真:特別城趾江戸城4