第21回 平成30年度環境大臣表彰

集合写真

開催の様子

動画(表彰式及び受賞者フォーラム)

動画(平成30年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰表彰式・受賞者フォーラム)
映像:≪平成30年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰~表彰式・受賞者フォーラム~≫

表彰式及び受賞者フォーラム(全受賞者の発表)をご覧いただけます。


1.趣旨目的

環境省では、平成10年度から、地球温暖化対策を推進するための一環として、毎年、地球温暖化防止月間である12月に、地球温暖化防止に顕著な功績のあった個人又は団体に対し、その功績をたたえるため、地球温暖化防止活動環境大臣表彰を行っています。

平成30年度は、昨年度に引き続き以下の5部門において募集をしました。


2.表彰部門

技術開発・製品化部門
対策技術先進導入部門
対策活動実践・普及部門
環境教育活動部門
国際貢献部門

3.募集対象

各部門における顕著な功績のあった個人又は団体(自治体、企業、NGO、学校等。共同実施も含む。以下同じ。)及び上記の活動において連携や支援を行っている個人又は団体を表彰対象としました。また、表彰対象者は、原則として日本に在住する者又は組織の拠点を日本国内に置く団体に限っています。

※ただし、申請内容と同一の活動あるいは功績により、過去にこの環境大臣表彰を受けているものは表彰の対象としていません。


4.表彰対象

対象部門 表彰の対象とする功績
(1)技術開発・製品化部門

L2-Tech(エルツーテック)(先導的低炭素技術)※、省エネ技術、新エネ技術、省エネ製品、省エネ建築のデザイン等、温室効果ガスの排出を低減する優れた技術の開発によりその製品化を進めたこと (商品化されていないものを含む。) に関する功績。

※L2-Tech(エルツーテック)とは、Leading and Low-carbon Technologyとして、平成26年3月に環境大臣が打ち出した概念。特に先導的な低炭素技術であって、今後の導入普及によって社会全体で大幅な省エネ(CO2 排出削減)を実施することが見込まれるもの。

(2)対策技術先進導入部門

コージェネレーション、ヒートポンプ、新エネ製品、省エネ製品、省エネ型新交通システム、省エネ建物等、温室効果ガスの排出を低減する技術や製品の大量導入・先導的導入に関する功績。

(3)対策活動実践・普及部門

地球温暖化防止に資するライフスタイル実践・普及活動、地域における効果的な節電に関する実践・普及活動、植林活動等、地球温暖化を防止する活動の実践・普及等継続的な取組(活動実績が概ね5年以上の継続性を有すること。または、過去の実績は短期間でも将来、持続的な発展が期待される活動であること。)に関する功績。

(4)環境教育活動部門

地球温暖化について教育資料の開発、情報の提供、学校や市民、企業内における教育活動や普及・啓発等継続的な取組(活動実績が概ね5年以上の継続性を有すること。または、過去の実績は短期間でも将来、持続的な発展が期待される活動であること。)に関する功績。

(5)国際貢献部門

地球温暖化防止に資する技術移転・指導、教育普及活動、国際会議での貢献、海外での植林等、国際的な地球温暖化防止対策活動に関する功績。


5.応募状況

平成30年6月11日から8月1日までの間、募集を行いました。
その結果、本年度の応募総数は145件となり、各部門に次のような多数の応募がありました。

部門別応募件数
  技術開発・製品化部門 対策技術先進導入部門 対策活動実践・普及部門 環境教育活動部門 国際貢献部門 割合(%)
自薦 26 15 33 22 4 100 69.0
他薦 2 7 18 16 2 45 31.0
28 22 51 38 6 145 100.0
各部門の割合(%) 19.3 15.2 35.2 26.2 4.1 100.0
応募件数の推移
  技術開発・製品化部門 対策技術先進導入部門 対策活動実践・普及部門 環境教育活動部門 国際貢献部門
平成25年度 42 23 66 61 12 204
平成26年度 45 14 90 41 7 197
平成27年度 25 12 86 42 8 173
平成28年度 30 22 72 53 5 182
平成29年度 24 21 53 46 7 151
平成30年度 28 22 51 38 6 145

6.審査方法及び受賞者の決定

145件の応募について、平成30年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰選考委員会(委員長:三橋規宏・千葉商科大学名誉教授)で審査を行い、受賞候補者を選定しました。この選定結果を基に、原田義昭環境大臣が計39件(技術開発・製品化部門6件、 対策技術先進導入部門10件、 対策活動実践・普及部門14件、環境教育活動部門7件、 国際貢献部門2件)を受賞者として決定しました。

受賞件数の推移
年度 技術開発・製品化部門 対策技術先進導入部門 対策活動実践・普及部門 環境教育活動部門 国際貢献部門 応募数 倍率
平成25年度 9 5 18 10 3 45 204 4.53
平成26年度 7 3 20 7 1 38 197 5.18
平成27年度 8 4 17 6 1 36 173 4.81
平成28年度 10 9 11 7 2 39 182 4.67
平成29年度 8 9 13 7 3 40 151 3.78
平成30年度 6 10 14 7 2 39 145 3.72

7.受賞者一覧

◎:活動主体が複数の場合の代表者


2対策技術先進導入部門(10件)
受賞者 活動の名称
曙ブレーキ工業株式会社 コージェネレーションシステムを中心としたCO2排出量低減と環境美化推進活動の実践[pdf:573KB]
株式会社アリガプランニング アリガプランニング「積雪寒冷地型「ZEB」の実現」[pdf:510KB]
株式会社大林組 大林組技術研究所における再生可能エネルギーを大量導入したスマートエネルギーシステムの構築と運用[pdf:598KB]
ONSEN RYOKAN山喜 温泉排湯を利用したヒートポンプと温泉熱交換システムによる脱化石燃料温泉旅館[pdf:538KB]
株式会社鈴廣蒲鉾本店 地元産資源を活かした省エネ・創エネ設備の導入[pdf:605KB]
積水ハウス株式会社 業務用車両のCO2排出量削減~テレマティクスを活用したエコ・安全運転の推進~[pdf:696KB]
◎常石造船株式会社、日本郵船株式会社、株式会社MTI 船舶のCO2排出量を低減する省エネ付加物装置の導入推進[pdf:488KB]
◎東邦ガス株式会社、JFEエンジニアリング株式会社 LNG受入基地における直接混合型BOG再液化設備の開発並びに導入[pdf:522KB]
富士ゼロックス株式会社 再生型機を活用した次世代型マネージド・プリント・サービスの導入[pdf:447KB]
◎名糖産業株式会社、三菱UFJリース株式会社、木村化工機株式会社、一般社団法人日本エレクトロヒートセンター メタノール蒸留工程における廃熱を活用した省エネ・省CO2の取り組み[pdf:533KB]

3対策活動実践・普及部門(14件)
受賞者 活動の名称
井村屋株式会社 エコロジカルはエコノミカル。2つのEを目指して。[pdf:561KB]
エコネットかまがや 地域で取り組む地球温暖化防止[pdf:588KB]
特定非営利活動法人エコロジーオンライン 地球温暖化でつなぐ「地域」と「世界」[pdf:513KB]
オムロン株式会社 環境負荷削減活動と社会貢献活動(環境トップランナー of Kyoto)[pdf:659KB]
株式会社オリエンタルランド 電力見える化システム(EMS)を活用した節電活動[pdf:536KB]
京セラ株式会社 長野岡谷工場 京セラ長野岡谷工場の「地球温暖化防止活動」[pdf:482KB]
共和化工株式会社 生ごみ堆肥化技術による資源循環型社会の実践[pdf:584KB]
清川メッキ工業株式会社 自由なる創意による継続的改善活動~Iビジョン省エネの取り組み~[pdf:379KB]
株式会社ダイフク (株)ダイフクの環境ビジョン達成に向けた地球温暖化防止と環境貢献活動[pdf:579KB]
株式会社デンソー岩手 CO2排出量1/2化推進と各種団体と協働で行う自然保護活動[pdf:447KB]
新潟県新発田市「グリーンカーテンプロジェクトinしばた実行委員会」 グリーンカーテンプロジェクト in しばた[pdf:584KB]
丸岡 巧美 ビル・工場への省エネルギー技術と新技術の導入を支援[pdf:528KB]
緑のリサイクルソーシャルエコプロジェクトチーム ~緑のリサイクルモデルでストップ温暖化~資源循環型肥料の開発から環境創生への取り組み[pdf:592KB]
横浜市地球温暖化対策推進協議会 多様な組織と連携した根強く継続的な普及啓発と二酸化炭素削減の具体的実践活動の展開[pdf:538KB]