三菱商事(株)
取組項目
- 健全な水循環の保全を目的とした山林の植林・保全活動
- 健全な水循環を目的とした河川や海洋環境の保全活動等の取組や事業等
- 事業活動等における水資源の有効活用、節水排水等に向けた取組、商品・技術、サービス等の提供等
- 水資源の保全や有効活用のために取組む活動
- 健全な水環境の保全を目的とした国際的な取組に関する活動
当社は、1996年に制定し、2017年に改定した環境憲章の中で、「資源(水)の持続可能な利用」に努める旨を明確にしています。グローバルかつ、多岐にわたる事業を展開する当社グループでは、水は事業活動に不可欠なものであり、マテリアリティ「自然資本の保全と有効活用」の下、その持続可能な利用は全事業活動において必ず考慮されるべき事項の一つであると認識しています。
水使用量削減の取り組み
三菱商事連結子会社の東洋冷蔵㈱では、生産過程で用いる水資源について、使用量を削減するとともに、汚濁物質が外部に流出しないよう予防措置を取ることを環境方針に掲げ、単年度・中期の水資源使用量の削減目標を設定し、削減活動に取り組んでいます。具体的には、水使用量の大きい工場および関連設備において、使用量や排出量を集計し、毎月評価見直しを行い、節水につなげ、環境負荷の低減を目指しています。
水源涵養につながる森林保全活動
三菱商事は、三菱グループの創業者・岩崎彌太郎の生誕地である高知県安芸市において、森づくり事業を行っています。地域の環境保全に貢献することを目的に、同市の山林を社有林として保有するほか、市有林の一部を含めた263haを「三菱商事 千年の森」(通称:彌太郎の森)と名付け、将来にわたって森林整備を実施していきます。
「千年の森」は、徳島県との県境に近い高知県安芸市別役地区に位置し、安芸市の水源となっています。広さは東京ドーム約56個分。スギ、ブナ、ヒノキのほか、モミやミズナラなど、多様な樹木が見られます。また、ニホンカモシカ、ヤマネ、アカショウビンなどの動物や鳥たちが生息しています。
今後、水源涵養等の森林の公益機能増進のための森林保全活動に加え、当社社員よるボランティア活動、環境教育の場としても活用していく予定です。