観光地として素晴らしい名水部門

居醒の清水(平成の名水百選)

(滋賀県米原市)

居醒の清水写真

名水の特徴

醒井の街道筋を流れる地蔵川の源流であり、梅花藻やハリヨが生息する。日本書紀や古事記によると、日本武尊(倭建命)が伊吹山で荒ぶる神の毒気にあたった時、その高熱をこの清水で癒したところ熱がひいたという。地元では『みんなの川』の意識が強く、水を汚さないという気持ちから、保全活動が積極的に行われている。

名水の場所

鈴鹿山系霊仙山からもたらされた湧水で、JR醒ヶ井駅から徒歩約10分のところにある。醒井は、中山道六十九次の一つとして江戸より六十一番目の宿場として栄え、居醒の清水は多くの行き交う旅人の喉を潤した。

PRポイント

地蔵川沿いの中山道醒井宿に家々が立ち並び、それぞれの家が川を保全しているおかげで、その水を初めて見た人は、まずその透明感に目を奪われる。清流にしか生息しない梅花藻やハリヨが、その清冽さを証明している。