環境省におけるレジ袋削減の取組について
1.小池前環境大臣が各容器包装リサイクル関連施設等を視察!
(以下、肩書きは当時のものです)
(1) 小池環境大臣が、第9回全国リサイクルサミット春日井大会(愛知県)に参加
小池環境大臣が平成18年9月5日(火)に愛知県春日井市で開催された「第9回全国リサイクルサミット春日井大会」に参加しました。
この大会は、商店街の関係者の皆さんが「環境」をテーマに商店街の活性化等を話し合い、全国に発信する大会です。 大臣は、開会式の挨拶で、レジ袋削減等の容器包装廃棄物の3R(リデュース・リユース・リサイクル)の推進について、「もったいない」の精神を古くから引き継いでいる商店街から全国に広げていって欲しいと呼びかけました。
(2) 小池環境大臣が、春日井市立柏原保育園の「環境の日」(園児向け環境教育の日)に参加 〜ふろしき教室などを行いました〜
平成18年9月5日、全国リサイクルサミット春日井大会に参加した後、小池環境大臣は春日井市立柏原保育園を訪れ、保育園児向けの環境教育プログラムである「環境の日」に参加しました。
保育園では、牛乳パックのリサイクルについて学ぶ園児たちの様子を視察したあと、園児たちから、環境を考えるテーマソング「地球の仲間」のプレゼントを受けました。
大臣は、園児たちや保護者の方々に、ものを大切にしてごみを減らすことが、大切な地球を守ることにつながることを熱く呼びかけました。
また、ふろしきを紹介し、「どうしたら私たちの住んでいるかけがえのない地球を守ることができるか、これからも家庭や保育園でみんなで一緒に考えて工夫して欲しい」と訴えました。
(3) 小池環境大臣が、スーパーのユニー株式会社「アピタ新守山店」を視察しました。
平成18年9月5日、小池環境大臣は、スーパーのユニー株式会社「アピタ新守山店」(「チーム・マイナス6%」チーム企業)を訪問し、レジ袋や容器包装の削減に取り組む様子を視察し、容器包装廃棄物の3Rを呼びかけました。
(4) 小池大臣が阿佐谷七夕まつり「レジ袋 ヘラシたい! キャンペーン」に参加
平成18年8月7日(月)、容器包装リサイクル法の改正に伴う啓発・広報活動の一環として、小池環境大臣がに阿佐谷七夕まつり(東京都杉並区)に合わせて開催された「レジ袋 ヘラシたい! キャンペーン」に参加しました。
大臣は、レジ袋削減など容器包装廃棄物の3R(リデュース・リユース・リサイクル)の推進を呼びかけるとともに、高校生にふろしきの包み方のワンポイントアドバイスを行いました。
(5) 小池環境大臣が各容器包装リサイクル関連施設(立川市総合リサイクルセンター)等を視察、子供たちへの環境教育!
国、地方公共団体、事業者、消費者等の協働の下、容器包装廃棄物の3R(リデュース・リユース・リサイクル)を効果的に推進するため、改正容器包装リサイクル法が平成18年6月9日に成立、15日に公布されました。これに伴う啓発・広報活動の一環として、小池環境大臣が平成18年6月28日(水)に立川市総合リサイクルセンターを訪問しました。
大臣は、プラスチックごみの選別作業を実際に行うとともに、見学に来ていた小学生に、「もったいないワンポイントレッスン」を行いました。子供たちは、大臣から直接、ものを大切にし、できるだけごみを出さないこと、ごみを出すときはしっかり分別してリサイクルしやすくすることを学びました。
立川市総合リサイクルセンターは、立川市内から分別収集(14分別)された資源やごみを選別、破砕、保管等する施設です。一般(団体)の方も見学可能で、3Rの大切さを学ぶプラザ棟もあります。(立川市総合リサイクルセンター:電話042-531-0950)
リサイクルセンターに見学に来ていた立川市立西砂小学校の3年生86人に対して大臣は、[1]ものを大切にし、できるだけごみを出さないことが地球を守ることにつながること [2]分別すれば、リサイクルされて大切な資源になるけれど、混ぜてしまうとリサイクルされないこと などを分かりやすくレッスンしました。
また、大臣はレジ袋の代わりとなるマイバッグやふろしきの持参を呼びかけ、ふろしきのその色々な使い方を実演しました。子供たちは魔法のようなふろしきの使い方に興味津々でした。
大臣は自らリサイクルセンターで実際に行われているプラスチックの選別作業を行いました。収集されたプラスチックごみの中には、汚れのひどいもの、金属やガラスといったプラスチック以外の様々な異物や危険なものが混ざっており、これらを手で取り除きました。
この経験から大臣は、効率的・効果的なリサイクルを実現していくためには、ごみを出すときに、一人一人が市区町村のルールを守り、しっかり分別収集することが大切であると、改めて協力を呼びかけました。
各市区町村の分別ルールに従って資源やごみを出すことが、円滑な3R(リデュース、リユース、リサイクル)につながりますので、皆様の御協力をお願いいたします。ごみの分別ルールについて不明な点があるときは、お住まいの市区町村までお問い合わせください。
(6) イオン株式会社「ジャスコ南砂店」(「チーム・マイナス6%」チーム企業)訪問
2.チーム・マイナス6%でも「レジ袋削減」を呼びかけています
3.小池前環境大臣が「もったいないふろしき」を作成しました。
「ふろしきを使ったレジ袋削減運動」が2006年度グッドデザイン賞コミュニケーションデザイン部門で受賞しました。(チーム・マイナス6%サイト)
→ http://www.env.go.jp/recycle/info/furoshiki/fr.html
→ http://www.env.go.jp/recycle/info/furoshiki/fg.html
もったいないふろしきのページはこちらです。
→ http://www.env.go.jp/recycle/info/furoshiki/index.html
環境省では、もったいないふろしきを普及啓発用に貸し出ししています。
→ http://www.env.go.jp/recycle/info/furoshiki/rent_kitei.html
4.毎年10月は「3R推進月間」です。コマメに買い物袋を持ち歩きましょう。
毎年10月は「3R推進月間」です。環境省では、平成18年10月に、内閣府、経済産業省及び3R活動推進フォーラムと連携して「環境にやさしい買い物キャンペーン」を行いました。
また、平成18年10月19日〜21日にかけて名古屋市において、第1回3R推進全国大会及びブロック大会が開催され、各地区で3R推進ブロック大会が開催されました。第2回3R推進全国大会は平成19年10月に北九州市で開催することを決定しました。
○ PRキャラクター ○
日常生活におけるコマメな環境配慮行動の実践を呼びかける「コマメちゃん」が、10月のキャンペーン期間中、「コマメに買い物袋を持ち歩きましょう」など、6つの行動を呼びかけます。
5. 若林大臣がMOTTAINAIキャンペーンを視察 ★
若林環境大臣は、平成18年11月2日、MOTTAINAIキャンペーンを展開している伊藤忠商事(株)が開催した「MOTTAINAIライフスタイルブランド総合展示会」を視察しました。同展示会では、再生ペットボトルを原料に気鋭のデザイナーがデザインした風呂敷をはじめ、耐久力に優れた竹製のベッドやテーブル、店頭で回収した衣類を再利用した手ぬぐい、リサイクルウールから作ったセーターなど賛同企業27社による資源循環型の商品が一堂に展示されており、若林環境大臣も3Rを呼びかけました。
(写真提供:伊藤忠商事(株))
6. バレンタインデー スマートラッピング(簡易包装)キャンペーン、土屋環境副大臣も参加
〜 キャッチフレーズは「チョコっとeco 愛情はたっぷり、包装は控えめに」 〜
バレンタインデーが間近に迫った平成19年2月8日(木)、プランタン銀座を会場に、バレンタインギフトのスマートラッピング(簡易包装)を呼びかけるイベントを行いました。
記者会見では土屋副大臣が「バレンタインを機会に、『愛情はたっぷり、包装は控えめに』という買い物の仕方を皆さんに意識していただきたい。」とスマートラッピングの実践やマイバッグの持参をアピール。会見には、趣旨に賛同いただいた、タレントの眞鍋かをりさん、テレビキャスターの甲斐まり恵さん、内藤聡子さん、根本美緒さんも参加し、それぞれスマートラッピングやマイバッグ持参などの意気込みを語ってくれました。
また、記者会見終了後にはプランタン銀座のバレンタインフェア特設会場を訪問し、スマートラッピングされたチョコレートをマイバッグで購入し、容器包装の削減を呼びかけました。
こうした、ごみを減らし資源を大切にすることにつながる取組が、更に工夫され、様々な形で、全国に広がっていくことをめざして、みんなで、できることから取り組んでいくことが大切です。
〜チョコっとeco〜 マイバッグで買い物をする土屋副大臣と眞鍋かをりさん
マイバッグでお買い物
7.平成18年度 あなたの「マイバッグ・まいふろしき」を全国に紹介します。
(1) 応募作品の写真
マイバッグやふろしきに対する関心を高め、その利用推進を図るため、平成19年2月6日(火)から2月26日(月)まで、あなたの作ったマイバッグ・まいふろしきを募集しました。応募いただいた作品の写真を掲載しておりますので御覧下さい。
第1集:http://www.env.go.jp/recycle/yoki/campaign/introduction.html
第2集:http://www.env.go.jp/recycle/yoki/campaign/introduction02.html
第3集:http://www.env.go.jp/recycle/yoki/campaign/introduction03.html
第4集:http://www.env.go.jp/recycle/yoki/campaign/introduction04.html
第5集:http://www.env.go.jp/recycle/yoki/campaign/introduction05.html
第6集:http://www.env.go.jp/recycle/yoki/campaign/introduction06.html
第7集:http://www.env.go.jp/recycle/yoki/campaign/introduction07.html
第8集:http://www.env.go.jp/recycle/yoki/campaign/introduction08.html
第9集:http://www.env.go.jp/recycle/yoki/campaign/introduction09.html
第10集:http://www.env.go.jp/recycle/yoki/campaign/introduction10.html
第11集:http://www.env.go.jp/recycle/yoki/campaign/introduction11.html
(2) 応募作品の投票結果
応募いただいた「マイバッグ・まいふろしき」について、平成19年3月9日(金)から3月25日(日)までの期間、ホームページ上でWeb投票を実施しました。投票いただいた結果は次の通りです。投票の上位作品については、3Rの普及啓発活動に活用させていただきました。
たくさんの投票ありがとうございました。
投票いただいた結果、得票数の多かった上位5作品を紹介しています。
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団体名:(株)荏原製作所 地球のイラストが入った、綿100%のマイバッグです。 |
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お名前:Y・I さん 1〜5箇所に仕切れる新しいタイプのまいふろしきです。 |
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お名前:ぴぃちゃん さん エコクラフトと保冷バッグを再利用したマイバッグです。 |
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団体名:エコバッグ配り隊 余り布を使った、レジ袋と同じ形のマイバッグです。 |
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お名前:ゆり さん 小さくなったスカートやパンツで作ったマイバッグです。 |
8.改正容器包装リサイクル法の施行に向けた3R推進キャンペーンの実施
レジ袋の削減をはじめとする容器包装廃棄物の3R(リデュース・リユース・リサイクル)を一層推進するため、改正容器包装リサイクル法の施行を目前に控えた平成18年3月を中心に、容器包装3Rを推進するためのキャンペーンを実施しました。
このキャンペーンの中核として、〜レジ袋いりますか?みんなで減らそう、容器包装大削減!〜をキャッチフレーズに、容器包装廃棄物の3Rを推進する「カフェ」・「寺子屋」・「広場」を開催しました。
(1)「3Rカフェ」の開催について
平成19年3月1日から30日まで、東京・大手町にある「大手町カフェ」を容器包装の3R関連の展示で彩った「3Rカフェ」を開催しました。
- 場所:東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル1F(大手町カフェ)
- 期間:平成19年3月1日(木)〜3月30日(金)
3Rカフェでは、3Rや容器包装リサイクル法の内容を紹介したパネルや先日応募したマイバッグ・まいふろしき、リサイクル・リユース製品を展示しました。また、環境省と自主協定を締結した(株)ローソン、(株)モスフードサービス及びモスバーガーの取組や、(株)スターバックスコーヒージャパンによる持ち帰り容器削減の取組など、事業者による容器包装3Rの取組を紹介しました。
さらに、このキャンペーンに賛同いただいた三菱地所(株)では、タンブラーやマイカップを大手町カフェに持参した場合、テイクアウト用コーヒーを割引して販売するキャンペーンを同期間中にあわせて実施しました。たくさんのご来場をいただき、誠にありがとうございました。
(2)「寺子屋3R」の開催について
身近な3Rや容器包装の削減について学び、考え、実践につなげることを目指して、平成19年3月の毎週金曜日、東京・大手町の大手町カフェにおいて、計5回にわたり「寺子屋3R」(各回 19:00〜20:30)を開講しました。
- 3月2日(金) 「日本古来の折形を学び環境問題を考える」
- 3月9日(金) 「節約〜お財布に優しい3R講座」
- 3月16日(金) 「ファッションと3R」
- 3月23日(金) 「大江戸3R講座」
- 3月30日(金) 「ふろしき講座」
☆ 第1回寺子屋3R ☆
平成19年3月2日(金)、山根折形礼法教室主宰 山根一城さんを講師に、ゲストにファッションモデルの小泉里子さんをお招きし、「日本古来の折形を学び環境問題を考える」をテーマに、第1回寺子屋3Rを開催しました。
寺子屋3R講座の様子
『折形』は、贈り物を和紙で包む日本古来の礼儀作法で、山根さんが菓子やコインを美しく包む折形を紹介。受講者の皆さんも折形にチャレンジし、一枚の和紙が生み出す美しい折形に新鮮な驚きを感じていました。
また、山根さんは、折形や和紙が持つ優れた特性について3Rの視点から解説。折形は贈り物の形を生かした簡素な包装であること(リデュース)、和紙は西洋紙に比べて強靭で再利用に耐えること(リユース)、一度使用した紙を漉き返して墨の色が残った薄墨紙が平安時代から高貴な紙として珍重されていたこと(リサイクル)など、日本文化に潜む優れた3Rの知恵を紹介し、来場した皆さんも環境問題や3Rへの認識を新たにしました。
講師の山根一城さんとゲストの小泉里子さん
☆ 第2回寺子屋3R ☆
平成19年3月9日(金)、節約アドバイザーの和田由貴さんを講師に迎え、「節約〜お財布に優しい3R講座」をテーマに、ゲストの真山景子さん(ファッションモデル)らが楽しいトークショーを展開。節約と3Rについて参加者と共に学びました。
和田さんは、「節約とケチは違います。必要なことにはお金を使い、無駄なことには使わないのが節約。エコにもつながります。」と呼び掛けました。「知らず知らずのうちに無駄なお金を使っていませんか?」というテーマの節約○×クイズにも参加者全員で挑戦。
和田さん(右)と真山さん(左)
また和田さんは、日常生活で容器包装ごみを減らすために、ペットボトルを買わずにマイ水筒を持参することで、かしこい節約にもなると説明。自分で美味しいお茶を作るには「水出し」がいいなどの節約テクニックを紹介しました。
さらに、ごみの回収を有料化する自治体が増えていることを受けて、ごみを増やさないライフスタイルが、節約と環境問題の両方に有効であると強調。「エコはおしゃれでかっこいいこと。楽しみながらできることから一緒に始めましょう。」と会場の参加者に呼び掛けました。
☆ 第3回寺子屋3R ☆
平成19年3月16日(金)、スタイリストの大橋利枝子さんを講師に迎え、「ファッションと3R」をテーマに、ゲストの田波涼子さん(ファッションモデル)が参加者とともに楽しく学びました。
大橋さんは、使わなくなったセーターをリメイクし、布素材として活用することを提案。クッションカバーやコースター、コサージュなど様々な小物の作り方と作品が多数紹介されました。
ゲストの田波さんもグラスカバー作りに挑戦。このグラスカバーを使えば暑さを緩和し、しかも保温効果もある。持ち歩けば紙コップの削減にもなるといいこと尽くし。田波さんは「手芸は苦手です。」と謙遜していましたが、あっという間に素敵なグラスカバーが完成。参加者の皆さんも、気軽に挑戦できるものだということを実感していました。
また、古いキッチンクロスなどを使って作ったマイバッグなど、家の中で使われずに眠っているものを活かして使えるアイデアも続々と紹介。大橋さんは、昔は着物をいろいろなものにリメイクさせていた例をあげ、「素材を活かして使い切ることが3Rに通じますね。」と締めくくりました。
☆ 第4回寺子屋3R ☆
3月23日(金)、 作家・江戸研究家の石川英輔さん、落語家の立川こしらさんを講師に迎え、「大江戸3R講座」と題して、江戸時代から現代人が学ぶべき3Rの知恵や無駄の無い生活術について考える学習講座を開催しました。
石川さんの講座では、江戸時代が、化石燃料に頼ることなく、太陽エネルギーによって植物を育て、物を生産していた完全循環型の社会だったことが説明されました。たとえば米は、食べた後に出る排出物を肥料とし、わらも堆肥や日用品、燃料として徹底利用し、灰に至るまで何一つ無駄にはしなかったこと。「灰買い」をはじめとする、様々なリサイクルを支える回収専門業者がいたことなどを紹介。石川さんは「江戸時代に戻れるわけではないが、無駄の多い現代生活を見直してみるのもいいのでは。」と訴えました。
石川さんの講座の後は、立川こしらさんの江戸情緒たっぷりの落語を楽しみ、会場はなごやかな笑いに包まれました。
☆ 第5回寺子屋3R ☆
3月30日(金)、気象キャスターの根本美緒さんと内藤聡子さんの司会進行のもと、ふろしき研究会の原野満実子さんを講師に、タレント・女優として活躍中の安田美沙子さんをスペシャルゲストに迎えて、『寺子屋3R』の最終回として、「ふろしき講座」を開催しました。
講座では、原野さんが、重いものや不安定なものを入れても破れず、持ちやすくおしゃれである風呂敷の良さを、レジ袋と比較しながら解説。「ふろしきがあれば、レジ袋を断りゴミを減らせるので“リデュース”、繰り返し使えるので“リユース”、ペットボトルを再生利用した布や不要になった衣類やカーテンなどの布を使えば“リサイクル”。まさに3R のお手本です」と紹介しました。
参加者も様々な包み方を体験。レジ袋代わりに使える「インスタントバッグ」、ちょっとした贈り物用に「おつかい包み」、おしゃれな「着物美人包み」などに挑戦しました。複雑そうに見えても、ほとんどが「ひとつ結び」と「ま結び」という二つの結び方だけでできるとわかり、シンプルでも奥が深いふろしきに参加者も感動していました。
安田さんは「風呂敷のイメージが180度変わりました!かわいいし、用途がとても広いんですね。」と感想を述べました。原野さんは、「どんな形のものにもフィットして、幾重にも包めば緩衝材にもなるのがふろしきのいいところ。常にふろしきをポケットに入れておき、普段の生活の中で活かしてください。」と締めくくりました。
最後に、環境省がホームページで募集した「あなたのマイバッグ・まいふろしき」の人気上位作品を発表しました。
「あなたのマイバッグ・まいふろしき」 人気投票上位1位〜4位の作品
講座に先立ち、環境省と自主協定を締結した株式会社ローソンによる、大手町・霞ヶ関からはじめる「コンビニecoバッグ」の紹介が行われました。
(3)「3R広場」の開催について
全国6都市(札幌・仙台・名古屋・神戸・広島・長崎)で、容器包装の3Rの取組の環を全国に広げる「3R広場」を開催しました。
- 平成18年3月 4日(日) 札幌イベント (札幌メディアパーク スピカ)
- 平成18年3月17日(土) 仙台イベント (ユアテックスタジアム仙台)
- 平成18年3月15日(木)〜21日(祝) 名古屋イベント (ナゴヤドーム)
- 平成18年3月24日(土) 神戸イベント (神戸空港)
- 平成18年3月21日(祝) 広島イベント (広島駅エールエール地下広場)
- 平成18年3月10日(土) 長崎イベント (アミュプラザ長崎かもめ広場)
☆ 「3R広場in 札幌」 ☆
3月4日(日)、札幌市の音楽ライブ会場で「3R広場in札幌」を開催しました。
当日は地元のアーティストが一同に集う『なまなまLIVE SPICA』が開催され、会場は大盛況でした。
会場入口に3R特設ブースを設け、マイバッグ・マイふろしきの紹介や、容器包装3Rのパネル展示を行い、容器包装廃棄物の削減を呼びかけました。会場内では、ライブの合間にステージ上からも容器包装の3Rについて分かりやすく紹介。また、飲み物の販売についても、使い捨てカップは使用せずリユースカップで販売し、会場内に設置した回収箱で回収。来場者に容器包装の3Rを実践していただきました。
☆ 「3R広場in 仙台」 ☆
3月17日(土)、サッカーJ2リーグ戦「ベガルタ仙台 対 東京ヴェルディ1969」が行われたユアテックスタジアム仙台において、「3R容器包装大削減推進イベントin仙台」を実施しました。
ベガルタ仙台では、以前より、仙台ホームゲームでの、紙コップ削減とスタジアムの美化に取り組むために、クラブオリジナルのタンブラーを販売し、容器包装削減を呼びかけていましたが、この機会を捉え、より一層の容器包装削減を促進するため、特設ブースを設置し、会場のビジョンからも訪れたサポーターに3Rの取組を呼びかけました。
特設ブースでは、宮城県、仙台市の協力のもと、「タンブラー利用の環境的意味」「ごみ分別の効果」「3Rの取組」をパネル展示や幟、パンフレットの配布によって普及啓発を行いました。
また、会場での容器包装削減の取組を促進するため、試合当日、タンブラーを購入又は利用したサポーターには、先着4000名に特製タンブラーストラップをプレゼントしました。
☆ 「3R広場in 名古屋」 ☆
3月15日(木)〜21日(祝)の間、フラワードーム2007-あいち花フェスタ・名古屋国際蘭展において、ふろしき、ふろしきの包み方、ごみ分別、3Rの推進に関するブース展示を行いました。
3月15日には特設ステージにて「寺子屋3R」の「ふろしき講座」を実演しました。
また、会期中のイベント終了後に「3R告知タイム」を毎回設け、来場者に容器包装廃棄物の削減や3Rの推進についての啓発事業を実施しました。
☆「3R広場in神戸」
3月24日(土)、神戸空港2階出発ロビーにおいて「3R広場in神戸」を開催しました。
会場では、容器包装リサイクル法の説明をはじめ身近なところから取り組める容器包装3Rを呼び掛けるパネル展示を行ったほか、神戸市のごみと資源の出し方ルールのチラシも配布しました。
また、KISS-FM KOBEの協力を得て、フォークソングにヒップホップのリズムとラップを融合させたスタイルで人気の高い2人組の『ビリケン』のライブを行い、演奏の合間には自分達で心掛けている3Rの取組に関するトークショーも行われました。
ライブ後には講師を招いて『風呂敷の包み方講座』を開催し、神戸市のごみ分別キャラクターの『ワケトン』も風呂敷の包み方のお手伝いに参加して注目を集めました。講座の終了時には、参加者に『ワケトン』から神戸市のマイバッグプレゼントもあり、3Rの取組を大いにアピールしました。
☆「3R広場in広島」
3月21日(水)、広島駅前の地下広場において「3R広場in広島」を開催しました。
特設ブースを設けて容器包装3Rのパネル展示を行ったほか、リユースを実践するフリーマーケットも開催されました。
その他、3Rクイズやマイバッグプレゼントを実施。広島市環境局のマスコットキャラクター「あらら」や、北九州の環境キャラクター「アースマン」も応援に駆けつけました。
☆「3R広場in長崎」
3月10日(土)、JR長崎駅前かもめ広場で「3R広場in長崎」を開催しました。
会場では、レジ袋の削減など3Rを呼びかけるパネル展示を行ったほか、カラフルなマイバッグやふろしき、リユースカップなどを紹介。来場者の目を楽しませていました。風呂敷の包み方講座も開催し、来場者にビジネスマン向けの書類包みや、風呂敷をバッグ代わりにする結び方など、風呂敷の様々な使い方を紹介。また、長崎市も参加し、レジ袋の有料化に関するアンケートなどを行いました。
なお、「3R広場」開催をきっかけに隣接の商業施設アミュプラザのフードコート内では、3月19日〜23日の期間、試験的にリユース食器を導入。容器包装ごみの一層の削減に取り組むこととなりました。