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課題成果報告

RF-1011 東南アジアにおける違法伐採・産地偽装対策のためのチーク産地判別システムの開発
研究代表者
所属名・氏名
香川 聡
(独立行政法人森林総合研究所)
実施期間(年度)H22~H23
違法伐採対策のため、世界中で木材の産地表示を推進する動きが広がっています。アメリカでは2008年より修正レーシー法が、EUでは2012年よりDue Diligence法が施行され、木材の伐採された原産国を木材製品に表示することが義務付けられています。日本でも産地表示が推奨されています。このような流れを受け、申告された産地の真偽を検査する技術の需要が世界中で高まっています。本課題では、材が高価なため違法伐採の対象となっている東南アジア産チークの産地を高精度・高的中率で判別する技術の開発を行うことを目的としています。具体的には、産地未知の木材の年輪の同位体比・年輪幅時系列を測定し、(1)各地で採取した木材の同位体比・年輪幅時系列の参照データと比較して産地を判別する方法、(2)降水量履歴が同位体比・年輪幅時系列と相関する測候所を特定することにより産地を判別する方法、の有効性をミャンマー産、インドネシア産のチーク材を用いて調べました。

成果報告スライド

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報告スライド
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