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課題成果報告

C-0902 妊娠可能な女性を対象とする難分解性有機汚染物質の体内負荷低減の介入研究
研究代表者
所属名・氏名
仲井 邦彦
(東北大学 医学系研究科)
実施期間(年度)H21-23
難分解性有機汚染物質(POPs)の周産期ばく露により、出生児の成長と発達の遅れや偏りが報告されています。発生、成長過程にある胎児および新生児はPOPsに対して感受性が高いと懸念され、若年女性の体内負荷量を低減することが可能かを検証するための介入調査を計画しました。
133名の研究協力者を登録して、ランダム化比較試験により2群に分割し、介入群に対しては、POPsの主要な摂取経路である魚介類のうち汚染度が高いものの摂取を控えるため、魚介類汚染度情報を提供しました。一方、対照群には魚介類の汚染度情報は提供せず、これまでどおりの生活を継続することを依頼しました。なお、魚介類摂取量の機械的な抑制は、ω3系不飽和脂肪酸などの有用な栄養素の不足を招くことも懸念されることから、赤血球膜不飽和脂肪酸組成を測定するとともに食事調査を実施し、偏った食事とならないよう観察を行いました。

成果報告スライド

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報告スライド
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