2 国連環境特別委員会(World Commission on Environment and Development)
国連環境特別委員会の設立が、58年12月の国連総会で決議された。
委員長には先進国側からブルントラント元ノルウェー首相、副委員長には開発途上国側からハーリド前スーダン外相が国連事務総長により指名され、日本からは大来元外相が委員として指名された。同委員会は59年5月ジュネーヴで開催された準備会合により発足し、同地に事務局が開設された。同委員会は、2年以内に21世紀の地球環境の理想像を模策し、その実現方策を検討し報告書を作成するために、すでに59年10月にジュネーヴで第1回会合を、60年3月にジャカルタで第2回会合を開催した。我が国は、人材面、資金面を含め、これら活動に多大の貢献をしてきている。