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第4節 

2 化学物費の環境調査の結果について

 57年度に発表された56年度化学物質環境調査において調査対象とした物質は81物質であり、一般環境調査と精密環境調査の2種類の調査により環境中の濃度レベルを測定した。その調査結果は次のとおりである。
(1) 一般環境調査
 一般環境調査は、これまで調査が行われていない化学物質について全国数地域の水質及び底質を対象として行うものであり、56年度においては、分析法が確立された79物質について調査を行った。
 その結果、第1-4-3表に示す9物質が検出された。


(2) 精密環境調査
 精密環境調査は、一般環境調査の結果等から、広範囲に環境残留性の確認を行う必要がある物質について、全国11地域の水質、底質及び魚を対象として行うものであり、56年度においては、N−フェニル−1−ナフチルアミン及びN−フェニル−2−ナフチルアミンの2物質について調査を行った(第1-4-4表)。

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