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第4節 

2 航空機騒音に係る訴訟等の動向

 大阪国際空港、小松基地、福岡空港、横田基地及び厚木基地において、夜間飛行の禁止、損害賠償等を求める訴訟が提起されている。
 大阪国際空港訴訟のうち第1次から第3次までの訴訟については、49年2月の大阪地方裁判所の第1審判決に引き続き、50年11月には大阪高等裁判所において控訴審判決がなされた。この控訴審判決は、原告の請求をおおむね認容するものであった。国は同年12月にこれを不服として上告している。
 大阪国際空港の第4次訴訟及びその他の空港の訴訟については、現在、それぞれの地方裁判所において係争中である。
 また、大阪国際空港について、公害等調整委員会に対し空港撤去等を求める調停申請が9グループ(申請者総数20,116人)から提起され、50年10月〜11月及び53年3月に申請事項の一部について調停が成立し、その他の申請事項について、なお引き続き調停作業が進められている。

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