1 環境基準の設定
航空機騒音、特にジェット機の騒音は、騒音レベルが高く、また広範囲に及ぶため、飛行場周辺においては生活環境の保全上大きな問題となっている。
このような航空機騒音公害の防止のため、発生源対策、土地利用を含む周辺対策等の諸施策の目標となる環境基準が昭和48年12月27日に定められた(第4-4-1表)。この環境基準においては、第1種及びジェット機の就航する第2種空港については53年12月までに中間改善目標を達成することとされている。
現在、飛行場が所在する都道府県において知事による地域類型の当てはめ作業が進められているが、52年度末現在で、9都道府県17飛行場周辺において当てはめが行われている(第4-4-2表)。