前のページ 次のページ

第3節 

2 化学物質の審査、規制関連の法体系

 48年に制定された化学物質審査規制法は、それまで製造−使用において規制の及んでいなかった部分をカバーし、化学物質全般を環境汚染の観点から包括的にとらえることを意図した法律である。そのため、他の法律で、この法律の目的を達成することができると判断されるものについては、この法律の適用除外とされている(第3-11表)。
 化学物質審査規制法の体系は、第3-12図第3-13表の通りである。
 なお、大気汚染防止法、水質汚濁防止法などのいわゆる排出規制法令においては、特定の施設からの有害物質の排出規制も行われており、化学物質審査規制法における特定化学物質(第3-12図参照)も、その排出については、これらの法律の適用を受けることとなっている。

前のページ 次のページ