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第3節 

3 自然公園における施設整備

 国立公園及び国定公園の適正な利用を図るため、公共施設が年々整備されてきたが、公園利用者の増加等によって一部地区においては過密利用、自然の荒廃などの弊害が見られる。
 この現状を改善するため、51年度においては185か所の公園利用拠点を整備した。
 特に、次に揚げる施設の整備に重点を置いた。
 (1) 自然公園の利用の促進に役立つとともに、過密利用の解消に役立つ歩道、園地、野営場及び駐車場等
 (2) 優れた自然景観の保護、保全と円滑な利用に役立つ園地及び木道等
 (3) 自然の正しい理解や自然保護思想の啓もうに役立つ博物展示施設及び自然研究路等
 また、自然環境の保全上重要な湖沼周辺の観光地等における下水道の整備を促成するため50年度から、特定環境保全公共下水道事業が実施された。51年度は、阿寒湖等の25か所を対象としてその整備が促進された。

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