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第1節 

2 大気汚染系疾病

 補償法による大気汚染系指定疾病としては、慢性気管支炎、気管支ぜん息、ぜん息性気管支炎及び肺気しゅ並びにこれらの続発症が定められているが、これら疾病による被認定者数は、52年3月末で53,416人となっている(第5-1-1表)。
 その年齢別割合を見ると、被認定者は若年者層と高齢者層に多く、51年9月末で、9歳以下の児童が35.8%を占め、60歳以上の24.4%を併せると全体の60.2%をこれらの層で占めている。また、これを疾病別割合で見ると、気管支ぜん息56.1%、慢性気管支炎21.4%、ぜん息性気管支炎19.1%、肺気しゅ3.4%となっている。
 なお、51年8月末に認定の有効期間が満了した者(ぜん息性気管支炎)5,165人のうち、3,185人(死亡者を除く救済法から引き継がれた者の61.7%)が更新された。

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