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第1節 

2 大気汚染系疾病

 補償法による大気汚染系指定疾病としては、慢性気管支炎、気管支ぜん息、ぜん息性気管支炎及び肺気しゅ並びにこれらの続発症が定められているが、これら疾病による被認定者数が制度発足時の49年9月1日には、救済法から14,355人を引き継ぎ、51年2月末で、31,961人となっている(第5-1-1表参照)。
 その年齢別割合を見ると、被認定者は若年層と老人層に多く、50年9月末で、9歳以下の児童が40.6%を占め、60歳以上の23.0%を併せると全体の63.6%をこれらの層で占めている。また、これを疾病別割合で見ると、50年9月末で、慢性気管支炎22.6%、気管支ぜん息47.1%、ぜん息性気管支炎27.8%、肺気しゅ2.4%となっている。

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