前のページ 次のページ

第2章 不況と環境保全

 昭和48年秋の石油ショックによって、増幅されたインフレーションとこれに対応して採られた総需要抑制策により、我が国経済は、49年、50年と戦後初めてのゼロ成長を体験した。このような状況の下で、50年には企業の公害防止投資の伸びの鈍化が目立ってきている。
 以下、不況による環境汚染への影響、不況下における公害防止費用の現状及び環境保全に対する国民意識の変化について見ることとしよう。

前のページ 次のページ