2 渡り鳥観測網の整備
渡り鳥の生態をは握するうえで標識調査を実施することは最も効果的とされており、我が国においても過去から小規模ながら行われてきたが、日米渡り鳥等保護条約の調印を契機として、積極的な保護対策を展開すべくその規模の拡大を図ってきた。このため、47年度に引き続き、渡り鳥の渡来地、越冬地等のうち重要な地点3か所に一級観測ステーション、渡り鳥の通過地点3か所に二級観測ステーションを新しく設定した。この結果現在までに設けた観測ステーションは、一級ステーション6か所、二級ステーション18か所となった。