前のページ 次のページ

第2節 

6 自然公園

 国立公園の景観の重要な構成要素である湖沼が公園利用者のいちじるしい増加と、これに伴う湖沼周辺の施設の整備によって水質が富栄養化しつつあり、本来清澄であるべき湖沼景観に影響を及ぼすおそれが生じたため、自然公園法の一部改正により湖沼への汚水の排水を規制することとした。これに伴い、水質汚濁進行の防止及ぶ根本浄化の方策を確立するため、その実態について、とくにすぐれた景観を有し、かつ都市等を近くに控え開発のいちじるしい日光国立公園及び富士箱根伊豆国立公園に存在する10湖沼について、昭和46年度から物理、化学及び生物生態系の調査及び解折を行った。この調査は今後とも国立公園内の主要な湖沼について実施することとなっている。

前のページ 次のページ