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第2節 

5 達成の施策

 環境基準の達成の施策としては、排水規制の強化、下水道等公害防止設備の整備の促進、土地利用および施設の設置の適正化、河川流況の改善、汚水処理技術等の開発の促進、地方公共団体に対する助成等について、環境基準の一環として規定されているが、各水域への水域類型のあてはめに際しては、個別水域ごとに具体的な重点施策を参考として掲げている。排水規制の強化、下水道整備の促進は、その中心をなしているが、前者については、第64回国会で水質汚濁防止法、海洋汚染防止法等を制定し、規制の強化を図ることとしており、また、後者については、あてはめが行なわれた水域に係る下水道の整備を重点的に実施するため総額2兆6,000億円の新5か年計画が昭和46年2月5日に閣議了解されている。

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