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第3節 

3 住民との間の公害防止協定の締結を求める動き

 住民と企業が締結する公害防止協定は、これまでほとんど公害被害に対する補償についての協定であったが、45年6月には、福島県いわき市において、地元医師等を中心とする小名浜地区公害対策連合委員会と日本水素工業小名浜工場との間に、公害の事前防止そのものを目的とする公害防止協定を結び、また、9月には、京都府瑞穂町の住民と中島金属猪鼻冠石工場との間で公害防止協定が締結された。

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